社会人屈指の右の大砲・中村健人選手が、都市対抗本戦出場を決めるJR東海との試合で満塁ホームランを放った。
不振も迷いなく
中村健人選手は慶応大の3年秋に5本塁打を放ち、右の大砲として注目されていた。トヨタ自動車では2年目の今年、4番として出場、日本選手権などを戦っている。
この都市対抗東海地区2次予選では、これまで15打数2安打と不振だった。それでも「フルスイングだけは続けよう」とこの日の5回2アウト満塁の場面で、低めの球に態勢を崩しながらもレフトスタンドに運んだ。
中村選手は「やっと4番として初めて役割を果たせた。本大会でも勝利に導きたい」と話し、都市対抗本戦出場を喜んだ。藤原監督は「結果が出ない中で取り組む姿勢は変わらなかった」と中村選手をたたえた。
この日は中日の中田アマスカウトアドバイザーと近藤スカウトが視察をした。中日は外野手の右の大砲の獲得を目指しており、中京大中京出身の中村選手は、その有力な候補の一人となる。
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スタンドから中日の中田アマスカウト・アドバイザーと近藤スカウトが見守る中での豪快な一発。中村は「やっと4番として初めて役割を果たせた。本大会でも勝利に導きたい」と力強く語った。
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