阪神がドラフト6位で指名した日立製作所の豊田寛選手が、都市対抗野球のヤマハ戦で2ランホームランを放ち、2安打2打点1盗塁の活躍をみせた。
1番ライト
1番ライトで出場した豊田寛選手は5回2アウト3塁の場面で、137キロのカットボールにスイングすると打球速度166キロの強打となり、逆方向のライトスタンドへと運んだ。「しっかり捉えられているので、ホームランになった。大舞台で打てたのはすごく自信になる」と話した。
初回にはセンター前ヒットで出塁すると、初球で盗塁を決めるなど足もみせ、この日は2安打2打点1盗塁の活躍をみせた。
ホームランを打った後に両足がつり、ダイヤモンドは足をひきずりながら回った。「うれしいというよりヤバいって感じ。ホームまでたどり着けるか心配でした」と苦笑いを浮かべた。
今年の日本シリーズでは、東海大相模で共に甲子園優勝を経験した吉田凌投手がリリーフで活躍をしていた。「同級生として凄く刺激になります。ゆくゆくは自分もああいう舞台で活躍できればいい」と話す。視察した阪神の平塚スカウトも「期待通りです。1軍でレギュラーを競える選手と思っている。」と評価した。
まずは入団する阪神へのあいさつとなる一発を放ち、次は日立製作所を悲願の初優勝に導いて、大きくプロへと羽ばたきたい。

▼阪神・平塚克洋担当スカウト(内野席で視察)期待通りです。1軍でレギュラーを競える選手と思っている。
逆方向へのアーチで力を見せつけた。1-0の5回2死三塁。日立製作所・豊田がヤマハの最速150キロ右腕、近藤の初球のカットボールを振り抜いた。右打席から速度166キロで飛び出した打球は、東京ドームの右翼席に飛び込んだ。これが阪神からドラフト6位指名されての初アーチ。「しっかり捉えられているので、ホームランになった。大舞台で打てたのはすごく自信になる」。1番右翼で出場し、初回は中前打から1球で盗塁を決めるなど、2安打2打点で打線をけん引。「(足と長打は)自分の持ち味。(プロでも)アピールしたい」と会心だ。


コメント