社会人野球日本選手権では、中日にドラフト7位で指名された日本新薬の福永裕基選手が、打っては2安打、守っても6度の守備機会を難なくこなして勝利に貢献した。
「最後に選んでいただき」
福永裕基選手はこの日、宮崎梅田学園との試合で3番セカンドで出場すると、7回2アウト3塁の場面で外角のスライダーを右中間に運び、タイムリー2ベースヒットを記録した。また9回にもノーアウト1塁の場面でセンター前にヒットを打ち、2安打1打点と結果を残した。
また、セカンドの守備も初回からゴロをさばき、6度の守備機会を難なくこなした。「序盤からセカンドゴロが多くて守備からリズムを作れた」と話した。
福永選手は専修大から日本新薬入りし、毎年、主軸打者として、好プレーを見せる二塁手として活躍しながらも、2年目、3年目と2度のドラフト会議で指名漏れとなった。今年はラストシーズンと位置づけてプレーしてきたが、ドラフト会議ではなかなか名前が呼ばれず、「正直、あきらめそうになる気持ちも多少あった」と話したものの、「その中での最後の最後。より一層喜びは大きかった」と、中日から一番最後の7位で指名を受けた時の感情を話した。
5日にはENEOSと対戦をする。都市対抗優勝チームだが、春のスポニチ大会で2本塁打を打った相手で、「優勝チームなので自信を持ってくると思いますが、自分も良いイメージを持って試合に入ります」と話した。
個人的に、プロに行ければ結果を残してくれるだろうと思っていた福永選手、長くお世話になった社会人野球、日本新薬に大きなものを残してプロへと旅立ちたい。


ドラフトでは支配下の中で最下位指名。「正直、あきらめそうになる気持ちも多少あったんですけど、その中での最後の最後。より一層喜びは大きかった」と喜びの瞬間を振り返った。

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