社会人野球日本選手権の近畿地区最終予選が行われ、三菱重工Westがパナソニックに1-0で勝利して選手権出場を決めた。プロ注目の153キロ右腕・竹田祐投手が最後を締めた。
「心の底から良かったです」
1点をリードした三菱重工Westだったが、9回2アウト1塁の場面で153キロ右腕の竹田祐投手をマウンドに送った。竹田投手はライト前ヒットで1,2塁とピンチを招いたものの、最後の打者をセンターフライに抑えて1-0で勝利し、歓喜の輪に中心となった。
18日のNTT西日本戦では1-0とリードした7回から登板したものの、8回に同点に追いつかれると、延長タイブレークで11回に2点を勝ち越したその裏に2安打2失点で同点にされると、3点を勝ち越した12回の裏には4失点して敗れていた。
津野監督は「最後は、どんな場面でも竹田でいくと思っていました」と話しており、竹田投手もそれに応えることができて、「心の底からよかったです」と話した。
竹田投手は履正社高校から明治大に進み、社会人2年目の昨年にプロから注目されたが、フォーム改造などがうまくいかずに出力が出ず、ドラフト会議では指名されなかった。今年はフォームを一から見直して出力を取り戻すと、都市対抗本戦でも王子戦で9回5安打8奪三振3失点で完投勝利を挙げるなど、チームに貢献する投球を見せていた。
これで三菱重工Westはドラフト会議前の公式戦は終了し、竹田投手はこれがドラフト会議前の最後の投球となりそうだ。10月29日から始まる日本選手権では、ドラフト指名を受けての登板となると思う。
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