法政大・石田健大投手が4安打15奪三振完封、来年のドラフト候補投手、明治大vs早稲田大は引き分け

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 東京六大学リーグでは、慶大vs法大の試合が行われ、法政大の3年生左腕・石田健大投手が先発すると、慶大打線から15三振を奪う快投を見せ、9回4安打1四死球で完封勝利を挙げた。

 石田投手は広島工時代に活躍しプロからドラフト候補としてマークされたが大学入りすると、1年生の秋に3勝、その後安定して3勝を挙げここまで通算11勝3敗、102回1/3を投げて88三振を奪うなど、奪三振数の多い投手。この日は最速147km/hを記録し、120km/h台のチェンジアップとコンビネーションで三振を重ねる。来年のドラフト上位候補に入ってくるのは間違いない。

 一方、慶大は深刻な状況になってきた。エース白村明弘投手がここまで2敗、打線も4年生が少ない中で、谷田成吾選手、横尾俊建選手の主軸に当たりが乏しい。福谷浩司投手、竹内大助投手、山崎錬選手、阿加多直樹選手などが抜けた穴を埋めることができていない。

 早大vs明大の試合は2-2で引き分けた。先週の東大戦で完全試合を達成した高梨雄平投手だったが、この日は5四死球に暴投3つと大乱調、それでも6回1/3を2失点にまとめる粘りのピッチングを見せた。リリーフした内田聖人投手が2者を三振に討ち取ると、8回からは横山貴明投手が2イニングをノーヒットに抑えて引き分けに持ち込んだ。

 明大は岡大海選手が2四死球を選ぶなど2打数1安打としたが、打線に元気が無くわずか4安打に抑えられた。

 9回2死一塁、法大の左腕・石田が145キロ直球で慶大の4番・横尾から15個目の三振を奪った。「これまで1失点完投はあったが、無失点で最後までいけてうれしい」。リーグ戦初完封に笑顔がはじけた。

 140キロ台中盤の直球を軸に、得意球のチェンジアップでは、面白いように空振りを奪った。先発メンバーに7人の右打者が並んだが、入学直後に同級生の鈴木から握りを習い、自らの武器とした球種がさえた。7回を除く毎回の奪三振ショーに「自分の有利なカウントにして、腕を振って投げた結果。15個は上出来」と胸を張った。

 女房役の木下が「あいつが怒ったところを見たことがない。普段は癒やし系で、マウンドに立つと変わる」と評する3年生左腕の快投で、2季連続優勝を狙うチームは開幕4連勝で首位に立った。

 21日の東大戦でリーグ史上3人目の完全試合を達成した早大・高梨が、6回1/3を4安打2失点。

 初回、先頭打者に四球を与えるなど5四死球と制球に苦しみ「肩に力が入って細かいコントロールが難しかった。点を取ってくれたのに、すぐに取られて申し訳ない」と反省した。次回登板に向け「“完全”というのが付いて回るが、抑えられるようにしたい」と切り替えていた。

法大・石田15K完封  - ニッカンスポーツ紙面:2013/4/29

 


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