九州共立大・大瀬良大地投手には2~4球団が指名

大学野球ドラフトニュース 2013年ドラフトニュース

 今年のドラフトNO1投手は終始一貫して大瀬良大地投手だった。

ドラフト会議では3球団が指名か

 大瀬良投手はこの日は軽めのキャッチボールなどを行うなど、明治神宮大会への戦いが終わってしまい、やや寂しい形でドラフト会議を迎える事になった。大瀬良投手は「すごく楽しみ。どこの球団に指名していただいても頑張る。チームの柱になりたい」と話し、プロでの活躍を誓った。

 大瀬良大地投手には東京ヤクルトと阪神が1位指名を確認し、広島カープも「左もいいけど右も」と話して大瀬良大地投手の獲得を目指し、さらに北海道日本ハムも即戦力補強を優先した場合は大瀬良投手の指名となりそうで、最大4球団の重複となりそうだ。

 しかし、広島は重複が多くなりそうな場合には、左腕野岩貞祐太投手に変更するとみられる事から、実際には2球団か3球団となりそうだ。

 自然体で、運命の日を迎える。曇天の九州共立大グラウンドで約1時間、軽めの調整を行った大瀬良は「ここまでやってきたことがどう評価されるか楽しみです」と心境を語った。

 最速153キロを誇り、カットボールの切れも抜群。制球力にも磨きがかかり、1年目から先発ローテーションで2桁勝利が期待されている。阪神、ヤクルトなど4球団が1位で競合する可能性が高まり、今ドラフトの主役に躍り出た右腕は「どこに指名されてもやるべきことは一緒。投げて、抑えてチームに貢献するだけ」とあらためて12球団OKの姿勢を示した。

 長崎日大3年時の09年夏には甲子園に出場。1回戦で花巻東(岩手)の菊池(西武)と投げ合った。中盤まで投手戦を演じた末、結果的には5―8で敗れたが、その力感あふれる投球は当時から高く評価されていた。

 福岡六大学リーグでは3度のMVPに選出され、通算38勝(8敗)。4年時にはフォームを崩した影響もあり、本来の投球ができない登板が続いたが、潜在能力は今ドラフト候補の中でトップクラス。日米大学野球では開幕投手を任されるなど、日本代表のエースにも指名された。プロ入りを見据えて、昨秋にチェンジアップを習得し、投球の幅を広げたことも飛躍につながった。「いずれはチームの柱になりたい。プロに飛び込むからには、日本を代表する投手になる。その目標に向かって、慢心せずに結果を残して頑張りたい」と大きな目標を掲げた。

九共大・大瀬良、虎の高評価を大歓迎 - デイリースポーツ:2013/10/24

 「大切な球場というか、思い出に残っている球場の一つですね」

 長崎日大3年夏。長崎大会準々決勝で同年の選抜大会で優勝した清峰・今村(現広島)に投げ勝ち、夏の甲子園に出場。1回戦で菊池(現西武)を擁する花巻東と対戦し、初めて聖地のマウンドに立った。

 阪神がドラフト1位指名して交渉権を獲得すれば、そんな思い出深い球場が本拠地になるかもしれない。「テレビで見ても歓声がすごくて、その中でマウンドに立てるというのは、いいことだと思います。ファンの阪神に対する応援が温かいというイメージがありますね」。素直に阪神の高評価を喜んだ。

 阪神と広島が対戦したCSファーストS第2戦は、マツダスタジアムで行われたパブリックビューイングに足を運んだ。その中で、現役最終打席で本塁打を打った桧山に対する歓声に心を震わせた。

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