国学院大・柿田竜吾投手がJR東海へ、ライバル・杉浦稔大投手と「いつか投げ合えたら」

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 東都大学リーグで今年、春・秋で合わせて8勝を挙げた国学院大の柿田竜吾投手は、JR東海に進む。

 

高校時代からのライバル

 柿田竜吾投手は旭川大高3年の時、夏の北北海道大会決勝で帯広大谷を破って甲子園出場を決めている。その時に投げあったのが杉浦稔大投手だった。その後、二人とも国学院大に入学してチームメイトとなり、甲子園を目指したライバルから、エースを目指すライバルへと変わった。

 大学では188cmの長身から150km/hの速球を投げる杉浦稔大投手に対抗すべく、130km/h台前半だった球速を伸ばそうとしたものの、3年生までは未勝利に終わる。杉浦稔大投手は3年秋に一気に開花しドラフト注目選手となっていく。そこで柿田投手は「自分はコントロールと緩急で勝負しようと決めた」というように、ブルペンでも隣で投げる杉浦投手と球速を競うのではなく、コントロールを競うようにしていった。

 それにより今春のリーグ戦では4勝1敗、秋も4勝1敗を挙げて、ケガで調子を崩した杉浦稔大投手に代わりエースとして投げきった。球速は130km/h前半でスローカーブなどを巧みに操った。

 

プロで投げ合いたい

 柿田投手が大学時代にできなかった事が、ライバル・杉浦稔大投手と投げ合う事が出来なかったという事。おそらく杉浦投手も柿田投手に投げ合って勝ち、高校時代の借りを返したいと思っているだろう。杉浦稔大投手はドラフト1位で東京ヤクルトに入団した。ライバルはプロ野球という最高の場所に進んでいく。柿田投手は「いつか、プロの世界で投げあえたらいいですね」と話し、JR東海でプロ入りを狙う。ライバルと再び投げ合うために。

 

盟友とプロで再会のため、国学大・柿田、JR東海で磨く - ニッカンスポーツ紙面:2013/12/29

 紙面では東都大学リーグの選手の、進路の一覧などが掲載されています。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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