明治大・石迫悠摩選手の6打点の活躍で新人戦5連覇

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 東京六大学の新人戦、決勝は明治大vs法政大の対戦となり、明治大が7-2で勝利し新人戦初の5連覇を達成した。石迫悠摩選手が6打点の活躍を見せた。

9番ショートが5番サードに

 明治大学の石迫悠摩選手は九州国際大付出身で、高城俊人選手(横浜DeNA:2011年ドラフト2位)、三好匠投手(東北楽天:2011年ドラフト3位)の1年後輩で、2011年のセンバツ大会では2年生でショートのレギュラーとして出場し、準優勝まで勝ち上がっている。

 172cmと大きくはなく9番を打っており、打撃よりも守備を評価されていた。夏の甲子園にも9番ショートとして出場した。

 しかし大学では打撃の力が増して評価されるようになると、この日は5番サードで出場し3回に3ランホームランを記録した。5打数3安打6打点という驚異的な数字でチームの勝利に貢献した。

 

合宿メンバー入り

 この活躍を見た善波監督は「夏のキャンプに連れて行く」と話し、自らの力で合宿メンバー入りを勝ち取った。大学でも1年時には「自分の持ち味は肩。守備でアピールしていきたい」と話していたが、攻撃面で頭角を現しつつある。

 肩の強さ、そして新人戦初戦の立大戦では1安打を記録したが2ベースヒットと、バットに当たれば長打になるリストの強さを持っている。小柄だがパンチ力のある選手だと思う。

 逆にこの日はサードを守り、ショートは同じ2年生の吉田大成選手が守った。吉田選手は1年時からリーグ戦で守りにつくほど守備に定評があり、ショートのポジションを争うライバルとなりそうだ。

 

水野匡貴投手が先発

 この他では明治大はこの日、1年生の水野匡貴投手が先発した。水野投手は静岡高校出身で144km/hの速球を投げる182cmの投手として、静岡では聖隷クリストファーの鈴木翔太投手(中日:2013年ドラフト1位)などとともにプロから注目されていた。

 この日は5回を投げて3安打4奪三振、8つの四死球を出すなど制球に苦しんだがなんとか1失点に抑え勝利投手となった。内容はまだまだだが、明治大のエースの系譜を託される投手となりそうだ。

 

 明大は12安打と打線がつながり、史上初の5連覇を達成した。打線を引っ張ったのは2年生の石迫。初回に先制の右越え適時二塁打を放つと、3回には左越え3ラン。さらに7回に中越え適時二塁打と6打点をマークし「2年生が多くベンチに入ってたし、優勝できて良かった」と喜んだ。九州国際大付では遊撃手で2年時にセンバツ準優勝。高校通算27本塁打の実力派だ。連覇の要因を「日頃から学年関係なく練習できている」と振り返った。今春リーグ戦は3連覇を逃して3位に終わっただけに、スタンドで見守った善波達也監督は「(5連覇が)チームの良い循環になってくれたら」と期待を寄せた。

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