慶大・谷田成吾選手、横尾俊建選手が貫禄で逆転サヨナラ、北海道日本ハムのスカウトが視察

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 慶応大が関東学院大とオープン戦を戦い、今季の初実戦となった。ドラフト上位候補の谷田成吾選手、横尾俊建選手がさすがの打撃を見せ、慶応大がサヨナラで勝利した。

1打席で結果

 この日は大久保監督が「若い選手を使った」と、谷田成吾選手、横尾俊建選手といった主力はスタメンではなかった。しかし1-4と点差を広げられ、雨が強くなりこの回で雨天コールドとなる7回裏、1アウト1塁の場面で谷田成吾選手が代打で登場すると、ライト前にヒットを放ってチャンスを広げると、続いて横尾俊建選手だ代打で登場し、レフト前にタイムリーヒットを放った。

 二人の登場で勢いづいた慶応大はこの回4点を挙げ、逆転サヨナラで勝利を収めた。谷田選手は「打たなきゃいけない場面、1球で仕留める事は意識している」と話せば、横尾選手も「谷田が打ったので打たなきゃと思った。初スイングでヒットが出て良かった」と話した。1球で仕留める、初スイングでヒットなど高い意識を持っているし、お互いを意識している事もわかる。

 谷田成吾選手は、昨年12月に行われた大久保新監督の初戦となる桐蔭横浜大とのオープン戦でも、1-1と同点の8回に代打で起用され、2点タイムリーヒットで勝利をプレゼントした。チャンスにきっちりと結果を残すのはさすが。

 

北海道日本ハムスカウトも評価

 大久保監督は、「二人ともたいしたもの。」と貫禄の打撃を見せた二人を褒め、またこの日視察に訪れていた北海道日本ハムの大渕スカウトディレクターも、「2人とも1打席だけだったのにさすがです」と評価した。

 左右のスラッガーは今年大変注目されていると思うし、高校時代から注目された二人も今年プロ入りへの思いは強い。28日から沖縄・石垣島でキャンプを行い、春のリーグ戦では上原健太投手、高山俊選手などのいる王者・明治大に挑む。

 

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 1―4で迎えた7回1死一塁、代打に立った谷田は真っすぐを右前へはじき返した。続いて代打で登場した横尾も内角直球を左前に運び、タイムリーとした。ともにファーストスイングで結果を残し、一挙4得点で逆転勝ちを演出。主将の横尾は「甘い球の打ち損じをなくすのが課題。打てて良かった」と納得顔。ネット裏には日本ハムのスカウトが視察に訪れた。

 

  谷田は3点を追う七回、1死一塁から右前打で好機を拡大。横尾が左前適時打で続いた。冷たい雨が降る悪コンディションの中、途中出場の最初のスイングで快音を響かせた2人に、視察した日本ハムの大渕スカウトディレクターも「さすが。楽しみですね」と評価した。

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