駒大・今永昇太投手が5回2安打8奪三振、巨人、横浜DeNAなど4球団が視察

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 駒澤大vs東芝のオープン戦で、今年のドラフト1位確実の駒大・今永昇太投手が今季実戦初登板し、5回を2安打8奪三振と完璧なピッチングを見せた。この試合にはプロ4球団のスカウトが視察に訪れた。

完璧投球

 今永昇太投手はこの日の最速は143km/h、最速は148km/hを記録しているが、ストレートのスピードは大体これくらいが多い。しかし球速はそれで十分を思わせる球のキレがあるのが特徴と言える。また、変化球はカーブ・スライダーを投げるが、スライダーは、小さく横に滑るスライダーと大きく曲がるスライダーの2種類を、バッターや状況を見て投げ分ける。

 この日も5回を投げて2安打、8つの三振を奪ったが7つは空振り三振だったという。伝家の宝刀スライダーに加え、「今年はピンチ使いたい」とキャンプで習得に取り組んだフォークボールで三振を一つ奪った。

 今永投手は、「三振はたまたまですが、5回無失点という結果は良かったと思います」と話し、初実戦で結果を残せた事には満足の様子だった。

 ただし、「右打者の内角のラインを外さないことだったが、少しシュート回転もあった。」と課題も口にし、さらに高いレベルを目指している。

 

スカウトも「格が違う」

 この日は巨人、横浜DeNA、中日、北海道日本ハムの4球団のスカウトが視察した。

○巨人・藤本茂喜スカウト:「腕の振りが変わらないのがいい」

○横浜DeNA・武居スカウト:「初登板にしては良すぎるぐらい。いいですね、安定感がある」

○中日・正津スカウト:「打者の手元で鋭く曲がるから、空振りが取れる。初登板にすれば十分。格が違うね」

○北海道日本ハム・今成スカウト:「すべての球がウィニングショット。秋は必ず競合するだろう」

 

 190cmの長身左腕、明治大・上原健太投手と共にドラフト1位指名されるであろう左腕投手、素材型の上原健太投手に比べ、今永投手は実戦型と評価されると思うが、秋に各球団が二人をどのような評価をするのかも楽しみ。

駒澤大学のドラフト候補選手の動画とみんなの評価

 

この日は巨人など4球団のスカウトが視察。中日の正津スカウトは「初登板にすれば十分。(大学生のドラフト候補では)格が違うね」と評した。リーグ戦連覇と秋春連続日本一を狙うエースに不安はない。

 

 「今年は、ピンチの場面でフォークを投げたいと思っているので良かったです」と試合後に収穫を口にした左腕は、昨秋の明治神宮大会の優勝投手で、直球のMAXは148キロを誇る。今季初登板だったこの日は、最速143キロをマークした。

 

 4球団が視察に訪れ、日本ハム・今成泰章スカウトは「フォークが素晴らしかった。いい投手の証」と絶賛。巨人・藤本茂喜スカウトも「(直球と変化球を投げる時に)腕の振りが変わらないのがいい」と高く評価していた。

 

 スカウト陣も熱視線を送った。視察したDeNA武居スカウトは「初登板にしては良すぎるぐらい、いいですね。安定感がある」と、昨年同様に高い評価だった。

 

 捕手から出る宝刀・スライダーのサインは一つだが、状況に応じて、小さな横滑りと大きなスラーブに近い2種類を投げ分ける。中日・正津スカウトは「打者の手元で鋭く曲がるから、空振りが取れる」と指摘。キャンプの投球練習で約4割を費やしたフォークでも1三振を奪い、日本ハム・今成スカウトは「すべての球がウィニングショット」とうなった。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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