立命館大、西川大地投手好投も粘り負け、桜井俊貴投手も被弾

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 大学野球選手権、東海大北海道vs立命館大の試合は終盤8回9回に3点を奪った東海大北海道が3-1で立命館大に勝利した。

Wエースが失点

 立命館大は春のリーグ戦で1戦目先発の桜井俊貴投手が5勝1敗、防御率0.90、2戦目先発の西川大地投手が4勝0敗、防御率0.73と抜群の安定感を見せて優勝をしている。この日は西川大地投手が先発し、序盤はキレのある速球と変化球で三振を奪いまくるなど、相手を見下ろして投げるような力のある投球を見せた。

 7回までは無失点に抑えたものの、8回に四球から崩れて2失点、8回を投げて4安打12奪三振も2失点でマウンドを降りた。そして9回には桜井俊貴投手が登場、桜井投手は速球がシュート回転し球速は145km/hを連発したがキレのある球ではなく、ホームランを浴びて1失点、ダメ押しの点を奪われた。

 視察した阪神の中村GMは、秋に先発をした時にチェックをすると話しをし、この日は評価のコメントは行わなかった。

 

山根大幸投手が好投

 東海大北海道キャンパスは3年生のサイドスロー・山根大幸投手が9回を投げて6安打7奪三振1四死球で1失点に抑えて完投勝利を挙げた。山根投手は花巻東時代に大谷翔平投手と同学年で、大谷投手の速球を見てサイドスロー転向を決意、厚い投手陣の中で4番手の控え投手だった。

 大学に入学すると右肘を手術するなど故障もあったが、体重を増やすなど体を鍛え一時は90kgを越える程まで増やし、球速も147km/hを記録した。しかしその後、体重を80kgまで戻し、サイドスローからの動く球を覚えて3年春に3勝0敗を挙げてチームを優勝に導いている。

 この試合では130km/h中盤の速球を丁寧に投げている印象で、好投はしたもののドラフト候補になるには、もう1段階ギアを上げたピッチングが欲しい。素質のある選手が揃う花巻東出身の選手で、184cmの大型投手でもある。また体重を増やしたり減らしたりと強い意志で体づくりに取り組める所もあり、いつか一気に名前が出てくるのではないかと思わせる。期待したい。

立命館大学のドラフト候補選手の動画とみんなの評価

東海大北海道キャンパスのドラフト候補選手の動画とみんなの評価

ドラフト上位候補の立命大・桜井は、2点ビハインドの九回から登板。だが「力んでしまった」と慣れない救援登板の影響からかフォームが崩れ、ソロ本塁打を浴び、直球の最速も145キロにとどまった。

 「大谷の控え投手」だった男が大舞台で輝きを放った。東海大北海道キャンパスの山根は一番自信のあるツーシームで最後の打者を空振り三振に仕留めると、ポンとグラブを叩いて笑顔を浮かべた。「コースに投げられた。自分のボールが全国で通用すると分かって良かった」。今秋ドラフト候補の右腕・桜井、遊撃手・山足を擁する立命大を相手に、6安打1失点完投勝利だ。

 筋トレで体が大きくなり、昨秋のリーグ戦では最速147キロを計測するまでになった。だが、この日の最速は141キロ。「今はコントロールや変化球のキレを意識してます」。肘の負担を考え、今春から投げ始めたツーシームで打たせて取る投球に徹した。

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