東都大学リーグでは日大が東洋大にサヨナラ勝利し、12年ぶりの優勝を果たした。中日からドラフト2位で指名された京田陽太選手は「自分のドラフトよりもうれしかった」と話した。
優勝
日大が前回優勝をしたのは2004年の春のリーグ戦で、それから12年が経っていた。その間にチームは3度の2部転落を経験し今年春も勝ち点1で結果的に4位となったものの最下位を争った。そこでチームは基本に立ち戻り、ゴロの捕球や打撃などの基本練習を徹底した。そして春はチームの軸だった京田選手が主将も務めていたが、学生コーチの小保根に譲り、プレーに専念をした。
すると今季は専修大に1敗したものの9勝1敗1分けの勝ち点4、東洋大との試合も残っている時点で優勝を果たした。仲村監督は「基礎から、バットを振り、ボールを捕り、投げる-を150人の部員全員でやってきた。」と話した。
中日・中田スカウト部長も感心
この日は京田選手が活躍を見せた。3回はレフト戦の2ベースの外野からの送球を中継し、ホームに正確な球を送って本塁で刺した。また4回も三遊間の打球を回り込んで捕球した。「守備からリズムをつくっていけば、終盤に必ずチャンスが来る。当たり前のことをしっかり当たり前にやったから終盤まで粘れた」と話した。
また打撃でも内野ゴロを全力疾走して内野安打にし3打数2安打を記録した。内野安打は京田選手の代名詞になるほどになった。
この試合を視察した中日の中田スカウト部長は「慌てないよね。肩に自信があるから落ち着いてプレーできる。判断がしっかりしている。今のウチに一番合っている選手」と評価をしていた。
大学4年間で最後のシーズン、その年に優勝をすることができた京田選手も持っている選手だろう。明治神宮大会には明治大もすでに出場を決めている。同じ中日からドラフト1位指名を受けている柳裕也投手との対戦も見られるかもしれない。
3回2死一塁。笹川の左越え二塁打で成田からの返球を京田が中継。確実な送球で本塁を狙う走者を刺した。4回にも三遊間を襲う打球を深く回り込んで処理。「守備からリズムをつくっていけば、終盤に必ずチャンスが来る。当たり前のことをしっかり当たり前にやったから終盤まで粘れた」。観戦した中日の中田宗男スカウト部長は「判断がしっかりしている。今のウチに一番合っている選手」とうなずいた。
三回は左前打で生還を狙った二走を、中継からの好送球で本塁タッチアウト。大学No.1の守備力に中日・中田スカウト部長も「慌てないよね。肩に自信があるから落ち着いてプレーできる」とうなずいた。
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