中大が監督交代、清水達也氏が監督復帰

大学野球ドラフトニュース 2017年ドラフトニュース

東都リーグの中央大は、2012年から5年間指揮を執った秋田監督が退任し、1999年から2008年まで監督を務め、現在コーチをしていた清水達也氏が復帰することが分かった。

秋田監督退任

中央大は2009年から2011年まで元プロ野球選手で、プロなどでコーチも務めた高橋善正氏が監督に就任し、2012年にも元プロの秋田秀幸氏が指揮をとった。高橋監督時代は沢村拓一投手が事実上巨人を逆指名するなどもあったが、秋田監督時にはそれほど有力な選手は育たなかった。また中央大は今年は春は6位となり入れ替え戦を経験すると、秋も5位と成績が低迷していた。

また秋田監督については島袋洋奨投手について話さなければならない。島袋投手は興南高校で春夏連覇を果たし中央大でも1年生の時に、リーグを代表するエースだった東浜巨投手と投げ合い完封勝利をするなど力を見せた。翌年秋田監督が就任すると2年生の島袋投手をエースに抜擢したが、その春のリーグ戦で開幕戦で延長15回を投げさせ、その試合は勝利投手になったもののその後、左ひじを故障した。9月に復帰したものの秋は1勝1敗に終わり、3年時も4勝9敗、そして4年時にはフォームを見失ってしまった。

もちろん秋田監督だけの責任でもないし、島袋投手もそんなことは思っていないと思うが、島袋投手の経緯を見ていたファンとしては非常に残念な思いがある。

清水監督復帰

清水監督は1999年に2部だった中央大の監督に就任すると、その年の春に2部優勝し入れ替え戦で1部復帰を決めた。2008年まで中央大の指揮を執り、2000年には阿部慎之助選手を主将に指名して育てた。2004年には4年生の亀井義行選手や会田有志投手、新田玄気捕手、2年生の井坂亮平投手、中澤雅人投手、1年生の村田和哉選手などを育ててリーグ優勝を果たした。しかし翌年秋に2部に降格し、2008年で監督を交代しコーチとなった。

OBにも元プロ野球選手や元プロの監督・コーチなども多いが、そのOB総会で清水コーチを推薦した。中央大はスポーツ推薦の選手の枠も少なくなり、駅伝が有名だった陸上部でも苦戦している。野球部でも推薦で獲得できる選手がかつてより少なくなっている。他の地方リーグに比べれば有力選手が集まってくる恵まれた環境ではあるが、戦国東都において亜細亜大や専修大など多くの有力選手を集めるチームと戦っていくためには工夫が必要となる。

中央大では来年のドラフト候補として152キロの速球を投げ、今年、先発としても力をつけてきた鍬原拓也投手がおり、2年生の伊藤優輔投手や1年生の了海航捕手などがいる。まずは彼らを育ててチームの形を作ってゆきたい。

中央大学のドラフト候補選手の動画とみんなの評価

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
ドラフト会議ホームページ2024 Draft home page

コメント