東大・宮台康平投手は146キロ記録も5回途中7失点で降板

大学野球ドラフトニュース 2017年ドラフトニュース

東京六大学では東大・宮台康平投手が2週間空けて登板したものの、5回途中7失点で降板し、結果を出せなかった。早稲田大は1年生・早川隆久投手、2年生・加藤雅樹選手の活躍で勝利した。

結果出せず

宮台投手は初回から制球に苦しみ1失点、3回には早稲田大・加藤雅樹選手に3ランホームランを浴びた。5回にも加藤選手のタイムリーなどで3失点し、4回2/3を7安打5四死球5三振7失点で降板した。

宮台投手は2週前の4月16日の慶大とのカードで、1回戦に先発するも全く制球が定まらず、初回に3点、2回にもピンチを作り1回0/3で降板した。続く2回戦は4回途中から4番手で登板すると、5回2/3を投げて4安打1失点も7つの四死球を与え、空き週となるこの日までに、フォームの調整をすると話していた。しかし「空き週にフォームを修正してきたが、入らないと思った左打者の打球があそこまでいっては。反省です」と話し、加藤選手のホームランを特に悔しがった。

それでも最速は146キロを記録し、浜田監督も「明るい兆しは見えます。」と話した。

とにかく今は、試行錯誤中なので結果についても内容についても、何も言えることはないが、これが長く続くようではやはり厳しくなる。

早稲田大、1,2年生活躍

早稲田大は1年生の早川隆久投手が初先発すると、7回2/3を8安打11奪三振、自責点3に抑えて勝利投手となった。東大打線を4回まで無失点に抑えるも、5回、6回に1失点、8回にはタイムリーで2失点した。早川投手は「ショートイニングばかりで調整してきて、後半打たれた球が高かったのが課題」と話した。

早川投手は木更津総合で甲子園でも好投を見せ、昨年のU18代表にも選出された。伸びのあるストレート、キレのある変化球、コントロールなど総合力が高く、1年目からリーグ戦で活躍できる選手とみられていたが、4月8日の開幕戦からリリーフで登板するなど、やはり活躍を見せている。

早稲田大は1年生春から投手が活躍する印象がある。斎藤佑樹投手、吉永健太朗投手、そして現3年生の小島和哉投手。しかしその投手が4年生になるころには調子を崩し成長できない印象もある。小島投手も今季は不調で、1年生春が一番よかった印象を受ける。

この流れについては本当に勘弁してほしい。高校時代にプロでも有望だった選手を、4年間できっちりと育ててほしい。

2年生の4番・加藤雅樹選手は3打数2安打4打点の活躍を見せ、貫禄を見せている。今季2号ホームランも飛び出したが、バットを短く持って外角の球をレフト方向に運び、レフトスタンドまで伸びていった。「逆方向に角度をつけて強く打てた。成長できてるなと思った」と話した。

現在は2年生で先輩捕手がいるためレフトで出場しているが、やはり強打の捕手として高い価値がある選手だと思う。捕手としてポジションを奪ってほしい。

2017年度-東京六大学リーグのドラフト候補リスト

三回には早大の4番・加藤に左越え3ランを許した。「空き週にフォームを修正してきたが、(スタンドに)入らないと思った左打者の打球があそこまでいっては…。反省です」。

「立ち上がりが全て。2週間空いたのに同じ投球をしてしまった。情けない」と敗戦の責任を背負った。直球は140キロ中盤と悪くないが、制球が定まらずストライクを取りにいったところを狙われた。

「手の届くところに真っすぐが来たら強く叩く」。初球を振り抜き、打球は左翼席で弾んだ。通算47発の早実時代でも1本しかなかった逆方向アーチ。「逆方向に角度をつけて強く打てた。成長できてるなと思った」と笑顔を見せた。

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