侍ジャパン大学代表、ユニバーシアードで初の単独優勝

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侍ジャパン大学代表は、決勝戦でアメリカを10-0の大差で下し、ユニバーシアードで初の単独優勝を果たした。

序盤に圧倒

序盤に理想的な攻撃が見られた。1番の島田海吏選手が四球で出塁すると、50m5.7秒の代表でもトップの俊足を生かして盗塁を決める。四球で1,2塁となったところで、3番の中川圭太選手が送りバント、相手捕手がサードに投げるも島田選手の足が速くセーフ、一気にチャンスを広げる。ここで4番・楠本泰史選手、5番・大平達樹選手が打ち取られ2アウトとなったが、6番・辰己涼介選手がセンター前ヒットで先制した。

2回は相手投手の乱れもあり、4本のタイムリーヒットなどで一挙6点を奪う猛攻を見せ、大量リードをつけた。

するとこの日先発の2年生・森下暢仁投手が快投を見せる。アメリカ打線を相手に7回まで11三振を奪いわずか2安打に抑える。韓国戦の2回6奪三振の圧巻投球に続く好投でアメリカを意気消沈させ、8回は斉藤大将投手、9回は阪本大樹投手が抑えて10-0で勝利した。

初の単独金

侍ジャパン大学代表はこれでユニバーシアード2大会連続の金となった。しかし前回は決勝戦が雨で中止となり、台湾と2チームが金メダルだったため、今大会は初の単独金メダルとなった。

アメリカとは、今年日米大学野球で5戦しており、2勝3敗で負け越している。接戦となり終盤に逆転される悔しい戦いがあったが、この日は序盤に点差を開き勝負をつけた。

1 島田 海吏 左 4打数2安打2打点1四死球
2 宮本 丈  三遊2打数0安打3四死球
3 中川 圭太 二 5打数1安打1打点
4 楠本 泰史 指 4打数2安打3打点1四死球
5 大平 達樹 一 2打数1安打2打点1四死球
  岩見 雅紀 打 0打数0安打1四死球
  渡辺 佳明 走一3打数2安打1打点
6 辰己 涼介 中 4打数2安打1打点
  内海 大寿 中 0打数0安打
7 小畑 尋規 捕 4打数1安打
8 熊谷 敬宥 遊 2打数0安打
  竹村 春樹 打右2打数1安打
9 長沢 吉貴 右 2打数0安打1四死球
  小林 遼  打三0打数0安打1四死球
  

森下暢仁  7回2安打0失点、11奪三振、1四球
斉藤大将  1回0安打0失点、1奪三振、2四球
阪本大樹  1回1安打0失点、1奪三振、0四球

大会を通して、プロ注目の楠本選手は当たりが止まった試合もあったが、4番としての務めはしっかり果たしたと思う。また1番の島田選手は抜群の足を見せた。

宮本選手、岩見選手のプロ注目コンビも期待されたが、チーム内では控えでの役割しか見せられなかった。宮本選手は攻めではつなぎ役、守備ではオールラウンドでチームを支える役割となった。

3年生では中川選手が安定した活躍を見せ、辰巳選手もホームランを放ち、6番で打点を挙げるなど活躍を見せた。

投手ではエース・東克樹投手が代表でも頭一つ抜けており、ドラフト上位で消えるのは間違いない。リリーフで斉藤投手、阪本投手がフル回転しチームを支えた。

2年生の森下投手は素晴らしいピッチングを見せており、この秋のリーグ戦は疲労の影響がなければフレークしそうだ。

侍たちは、すぐに秋のリーグ戦でチームに復帰する。宮本選手、岩見選手、楠本選手などが代表の経験をどのように感じてプレーをするか注目したい。

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