慶大・岩見雅紀選手が5戦連発!リーグ通算20号

慶応大, 岩見雅紀

慶応大の岩見雅紀選手が、東京六大学初となる5試合連続ホームランを記録、リーグ通算本塁打も20本とし、岡田彰布氏に並ぶ3位となった。

フォークボールを運ぶ

この日は5回、明治大の3年生で146キロ右腕の高橋裕也投手の真ん中のフォークボールをバットで拾うように振りぬくと、打球はレフトスタンド中段へと運ばれた。「うまくバットに乗せられました。1年生投手が良く投げていて、先制できて勝てて良かった。強くたたくことだけを意識した」と話し、大分鳳鳴出身の1年生・佐藤宏樹投手の好投に答えた。

このホームランで5試合連続のリーグ新記録となった。リーグ通算も20本塁打だが、岩見選手は試合に出はじめたのが2年生の春からで、57試合で20本塁打、しかもリーグ戦でのヒットは48安打しかなく、48安打中20本がホームランという異次元の長距離砲だ。

日米5球団スカウト

この日は昨日の9球団に比べてスカウトの数は減っていたが、横浜DeNAの河原スカウトは「左翼の守備を度外視していいほど、打球の飛距離が飛び抜けている。どうしてもスラッガーが欲しい球団では上位に入ってくるかもしれない」と話すと、東北楽天の後関スカウトも「いずれはDHで外国人より打つ可能性がある。間違いなく評価は上がっている」とした。

スラッガー不足に悩まされている千葉ロッテの永野チーフスカウトも「天性のホームランバッター、スイングも速くなっている」と話し、さらに「攻守交代でも全力疾走するようになった」と試合中の姿勢の変化もチェックをした。米大リーグ、アストロズの大慈彌スカウトは「タイプ的には楽天のアマダー、パワーは並外れている」とパワーを評価した。

これまでリーグ戦で20本以上のホームランを記録したのは23本の高橋由伸氏、22本の田淵幸一氏、そして岡田彰布氏の3人、3人ともドラフト1位でプロ入りをし、プロでも大活躍を見せている。

岩見選手の評価は、ここまでの通算打率が.286とやや低く、これらの選手ほど現時点では高くないようだが、千葉ロッテなどスラッガーが欲しくて清宮選手の指名に行くチームは、清宮選手を獲得できなかった場合は岩見選手を1位指名してもおかしくない。それくらい東京六大学の20本塁打という数字は説得力を持つしファンも納得させる。

高校通算111本の清宮幸太郎選手、夏の甲子園6本塁打の中村奨成選手か、東京六大学20本塁打の岩見選手、記録的なホームランを放ったスラッガーが大いに注目される。

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 「(楽天の)アマダーみたい。飛距離は素晴らしい」。視察したアストロズの大慈弥功環太平洋担当部長は1メートル87、107キロの体から繰り出される強弾道に目を丸くした。岩見は言う。「前は外角球を追いかけてたまたま安打とか、内野安打もあった。今年はそれがない」。たとえ走りだしが遅くなっても、バットを振り切ることだけに集中。打率は・242と高くないが、今季8安打の4分の3がフェンスを越えた。

「1年生(佐藤)投手がよく投げていて、先制できて勝ててよかった。強くたたくことだけを意識した」
 リーグ戦通算も20本塁打となり、早大・岡田彰布に並ぶ歴代3位に浮上した。
 慶大の先輩・高橋由伸(現巨人監督)の持つ通算23本のリーグ記録は、92試合366打数で達成。岩見は57試合168打数で20本。打率は・286と低いが、“本塁打率”は・119で、同・063の先輩よりも高く、相手投手との関係もあるが、記録更新へ残り2カードに夢が膨らむ。

年間11本塁打も、94年の慶大・丸山泰令に並ぶ最多記録。大久保秀昭監督(48)は「この1年でいろんな取り組みがよくなった」と愛弟子の成長に目を細める。ロッテ・永野チーフスカウトも「天性のホームランバッター。スイングも速くなっている。攻守交代でも全力疾走するようになった」と認めた。


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