慶大・岩見雅紀選手がリーグ通算21号ホームラン、中日・ロッテなど7球団注目

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慶応大の岩見雅紀選手がこの日の立教大戦で、今季7本目で東京六大学通算21号となるホームランを放った。スタンドで注目した中日、千葉ロッテ、阪神など7球団のスカウトから絶賛の声が挙がった。

リーグ通算21本

この日は外角低めの126キロのスライダーをセンター方向に運ぶと、バックスクリーンの飛び込む推定130mのホームランとなった。軽くスイングして運ぶ、今季の岩見選手は驚異的だ。

岩見雅紀選手は比叡山高校時代に通算47本塁打を打った選手だが、高校卒業後は消防士になろうとしていた。しかし一浪して慶応大に合格すると、1年時はリーグ戦出場はなかったが2年春から出場し、2年秋に2本、3年は春秋でそれぞれ4本、3本、そして4年生になると、春5本、この秋は7本を打っている。

年間12本塁打は東京六大学新記録、シーズン7本塁打も、法政大の田中彰選手が2004年に記録した最多タイ、そしてリーグ通算記録でも、22本の田淵幸一氏、23本の高橋由伸氏に近づいた。

この日は第4打席にセンター前ヒットを打ったが、「久々に普通のヒットが出た。あっちの方がうれしい」と笑った。今季は37打数10安打だがそのうち7本がホームランで、ホームラン以外のヒットは3本しか出ていない。驚異的な数字といえる。

7球団スカウト驚嘆

この日は7球団のスカウトが訪れた。中日の中田スカウト部長は「今回、足が速い選手が求められているが、一発のある選手となれば文句なしに岩見君だね。ストライクは100%打ちにいくが、厳しい球は微動だにしない。絶対にボール球に手を出さない。打率もよくなり、変化球を打てている。真のホームランバッターになれる素質は十分。」と話し、ホームランバッターとして高く評価をした。

また千葉ロッテの永野チーフスカウトも「バットの角度が非常によく、加えてあのパワーがある。自分のスイングさえできればかなり打てる」と話すと、北海道日本ハムの山田正雄アマスカウト顧問も「パワーだけで言えばプロで30〜40発打つ力はある」と話した。

指名打者のあるパリーグを中心にリストアップされているといい、あるスカウトは「2位までで消える」と話す。清宮幸太郎選手の指名をし、抽選で外した球団は岩見選手を狙ってくる可能性は十分あるし、現時点で東京六大学通算21本の右の大砲を2位で獲れるかは微妙な状況だろう。

慶応大は次戦はドラフト後、28日、29日の早慶戦となる。ドラフトで指名されているであろう岩見選手が、どんなバッティングでブレークしたこの秋を締めるか注目したい。

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比叡山時代は高校通算47発の長距離砲。それでも「高校までは消防士になろうと思っていた」と父・長司(たけし)さんと同じ消防士を目指し、プロ野球の世界は夢舞台だった。1浪を経て慶大に入学も、リーグ戦デビューは2年春。初本塁打は同年秋で、そこから21本塁打を積み上げた。今年に限れば本塁打率は7・17。プロ野球で歴代最多の60本塁打を放った13年のヤクルト・バレンティンの7・32を超えてしまう。通算最多23本の慶大・高橋由伸、22本で2位の法大・田淵幸一はいずれも1年時から主力として活躍してきたスター。遅咲きの大器が1発ごとに自信を深め、プロの世界への扉を開こうとしている。

 全7得点中3得点に絡む活躍で、チームは勝ち点2で並んでいた立大に連勝して、単独首位に立った。ドラフト前最後の試合を終えた岩見は、「ドラフトは僕が選べることじゃない。普段と変わらない」と平常心で運命の日を待つ。日本ハムの山田正雄アマスカウト顧問は「パワーだけで言えばプロで30〜40発打つ力はある」と評価した。

今年だけで12本塁打。数字の上では、先輩の高橋由伸が15・9打数に1本塁打なのに対し、岩見は8・19打数に1本塁打。まさに驚異の量産ペースなのだ。

 こうなると、26日のドラフト会議での指名に注目が集まる。この日もプロ6球団が視察。中日・中田スカウト部長は「今回、足が速い選手が求められているが、一発のある選手となれば文句なしに岩見君だね。ストライクは100%打ちにいくが、ボールには手を出さない。打率もよくなり、変化球を打てている」と好評価した。

通算21本塁打は単独3位。阪神など7球団のスカウト陣の前で、歴代最多23発の慶大・高橋由伸(現巨人監督)まであと2本に迫った。中日・中田スカウト部長は「当たれば間違いなくいく。40発以上打てる可能性がある選手」とうなった。

 七回には中前打でダメ押し点をお膳立て。アーチより少ない今季3本目の単打に、岩見は「久々に普通のヒットが出た。あっちの方がうれしい」と苦笑した。高校までは、父と同じ消防士になることが夢だった“規格外の大砲”。残る早慶戦でさらなる記録更新の期待もかかるが「終わった時にどうなっているのか楽しみ。人ごとみたいに見てます」と意に介さない。「優勝するために打てれば」と悲願だけを見据えて、バットを振る。

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