甲斐野央投手が153キロで三者三振、8球団スカウト視察

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侍ジャパン大学代表の合宿が行われ、159キロ右腕・甲斐野央投手は9回にリリーフで登板し、三者三振の圧巻投球を見せた。

スライダーで

この日行われた三菱日立パワーシステムズとのオープン戦では、大学代表が2点をリードして9回を迎える。そこで登板したのは159キロ右腕で今年のドラフト1位候補の目玉・甲斐野央投手だった。

日米大学野球やハーレムベースボールウィークの前の合宿という事で使用されている国際球だが、フォークボールが得意な甲斐野投手にとって「フォークを投げる怖さがあった」と、ボールが滑ることを明らかにし、この日も2つの四球を与えた。それでも「フォークが良くなかった中で、スライダーで抑えられたのは収穫です」と、決め球をスライダーに切り替えたところキレがよく、社会人の打者を三者三振に斬って取った。ストレートも153キロを記録した。

甲斐野投手の投球スタイルは、150キロ中盤の速球を投げるものの、変化球を中心に組み立てる変化球投手で、フォークやスライダーが投球内容を左右する事が多い。国際球に短期間で慣れるのは厳しいと思うが、スライダーはキレを増しているため、これを必殺球として結果を残しそうだ。

この日は8球団のスカウトが視察に訪れ、甲斐野投手のピッチングに注目していた。今すぐに欲しいと思っている球団も多いだろう。

侍ジャパン大学日本代表(2018)選手一覧

ドラフト1位候補の最速159キロ右腕・甲斐野(東洋大)は9回に救援し2四球を与えたが、最速153キロの直球とスライダーで3三振を奪い1回無安打無失点。慣れない米国の使用球での投球を「フォークが抜ける怖さがあった。フォークが駄目でもスライダーで抑えられて良かった」と振り返った。

クローザー起用が濃厚な159キロ右腕・甲斐野央(ひろし、東洋大4年)は1回を無安打無失点。最速153キロの直球とスライダーで3奪三振。都市対抗野球出場チームに快音を許さず、視察に訪れた8球団のスカウトに格の違いを見せつけた。

甲斐野は「フォークが良くなかった中で、スライダーで抑えられたのは収穫です」とコメント。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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