高校野球南北海道大会室蘭地区では、駒大苫小牧がリードを許しながらも1年生・北嶋洸太投手の好救援で勢いを取り戻し、逆転で勝利をした。
逆転勝利
駒大苫小牧はこの日、3回途中までに1-2とリードを許し、なおも2アウト2塁のピンチで、1年生の北嶋洸太投手がマウンドに挙がる。すると北嶋投手は8回までの5回1/3を1安打6奪三振と完ぺきなリリーフを見せ、チームも6回に4安打を浴びせて逆転し勝利した。
北嶋投手は5月の春季大会でデビューし、1回2/3で1安打4奪三振という成績を残している。三振を奪う事ができる投手のようだ。
また9回には大西海翔投手が登板した。大西投手は昨年秋からエースとして投げ、出場したセンバツ大会でも静岡戦で先発した(8回7失点)。しかしセンバツ後に右大腿骨の疲労骨折が発覚し、全治1か月と診断された。春はもちろん、夏も出場が危ぶまれたが、チームメイトが「もう1回、大西が投げて甲子園に返り咲きたい」と意気込みを見せ、大西投手も6月の練習試合で登板した。
この日も劣勢だったものの逆転し、9回に登板をした。最速は139キロを記録し、ストレートを軸に3人を11球で抑えた。チームメイトの故障は、チームを一つにまとめる事もある。駒大苫小牧は良いスタートを切った。
今春センバツ出場の駒大苫小牧が2季連続甲子園出場に向け初戦を突破した。1-2の3回途中から登板した2番手右腕、北嶋洸太(1年)が8回まで1安打6奪三振の好リリーフ。5回に1点を挙げ同点にすると、6回には4安打に相手のミスも絡み3点を奪って突き放した。
やっと戻って来た。公式戦の登板は8回7失点で初戦敗退したセンバツの静岡戦(3月24日)以来、約3か月ぶり。「緊張したけど、いつも通り投げられた」。9回から救援。最速139キロの直球を軸に3人で抑え、11球の復活劇を飾った。「涙が出そうになりました。ケガ明けですけど、エースは大西」。佐々木孝介監督(31)も右腕の帰還に目頭を熱くした。
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