中央大1年、皆川喬涼投手がリーグ戦初勝利

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中央大は、上茶谷大河投手、甲斐野央投手、梅津晃大投手が投げた東洋大に勝利し、勝ち点1を挙げた。この日は1年生の皆川喬涼投手が好投を見せた。

甲子園で149キロ

この日は先発の喜多川省吾投手が先発をしたが、初回に2失点して2アウトで降板した。しかしリリーフ登板した畠中優大投手が4回1/3を1安打2奪三振で無失点に抑えると、6回からは1年生の皆川喬涼投手が登板し、4回を1安打5奪三振無四球で無失点に抑えた。球速は140キロ前半だがキレのある球と、ツーシームでバットの芯を外し、東洋大打線をほぼ完ぺきに封じた。

皆川投手は前橋育英出身の1年生で、昨年夏の甲子園ではエースとして好投し、149キロを記録した。大会の中で一人だけプロの投手が混じっているような投球を見せていた。その皆川投手は中央大に進学すると、同じく昨年の高校野球で活躍をしていた古賀悠斗捕手と出会い、この日もバッテリーを組んだ。

古賀選手は福岡大大濠で、三浦銀二投手とバッテリーを組み、ともにU18代表に選出されプロからも注目されるバッテリーだったが、その三浦投手は法政大で春に2勝などすでに3勝を挙げている。皆川投手は大学では球質をよくすることに取り組み、古賀選手より三浦投手の話を聞き、「体重移動がうまくて、142、3キロでも空振りが取れる」と分析をしているという。

この日はドラフト1位コンビを相手に素晴らしい投球を見せ、リーグ戦初勝利を挙げた。「きょうは真っすぐを生かせた」と話した。

3年後にはドラフト上位候補の投手になっていると思う。古賀選手とのバッテリーは今後も大いに注目される。

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1年生右腕・皆川が勝利に導く快投をみせた。6回から3番手で救援し4回を1安打無失点。リーグ戦初勝利に「実感はない。思い切って投げた結果」と振り返った。
前橋育英時代は16年夏、17年春、夏の甲子園を経験し、最速149キロを計測。それでも大学入学後は「コントロールと切れで勝てるように」と直球の質にこだわった。リーグ戦通算3勝の同じ1年生の法大・三浦の動画を見て参考。「(三浦は)体重移動がうまくて142、3キロでも空振りが取れる」と話すが、この日は、140キロ前半の直球を軸に毎回の5三振を奪った。

東洋大のプロ注目右腕2人を崩して逆転し、1年生右腕の皆川が初勝利。勝ち点2とした清水監督は「東都を戦う意味で分岐点になった。優勝争い? 一つずつです」と話した。復調のベースは、春の最下位で回った入れ替え戦で勝ち残ったことだといい、皆川も「より緊張感のある入れ替え戦をやったことが生きている。きょうは真っすぐを生かせた」と笑顔だった。

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