法政大が6年ぶり優勝、4年生が踏ん張り再び常勝チームに

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東京六大学リーグでは、法政大が2012年秋以来となる優勝を果たした。青木監督初の胴上げとなった。

慶応大敗れる

優勝の行方は早慶戦3回戦の結果にかかっていた。慶応大はこの試合に勝利すれば3連覇を達成したが、早川隆久投手、今西拓弥投手などのリリーフ左腕投手を打ち崩せず、また千葉ロッテにドラフト3位で指名された小島和哉投手も2回をノーヒット・無失点に抑える意地の投球に抑えられた。9回途中まで投げた高橋佑樹投手の気迫あふれる投球で何とか抑えてきたが、9回にピンチを迎えて投手交代をすると、2点を奪われた。

早稲田大が早慶戦に勝利した瞬間、法政大ナインが歓喜した。2012年以来6年12季ぶりの優勝となった。法政大は選手にも手を挙げて指導をしていた金光監督が解任のような形で降板し、神長監督が就任したものの結果がでず、当時、富士大の監督として大学を強豪に育てた青木久典氏が2015年シーズンから指揮を執った。それでも結果が出ず3年を費やしたが、ついに就任4年目の今年、念願の優勝を果たした。

法政大は4年生の代では菅野秀哉投手、森田駿哉投手、3年生の代で朝山広憲投手、宇草孔基選手、内沢航大投手、2年生の代では鈴木昭汰投手、高田孝一投手といった、高校野球でプロも注目した選手たちが入学し、他大学だけでなくプロのスカウトもうらやむ補強をしていたが、今年のドラフトでも菅野投手、森田投手が指名漏れとなり、なかなか選手が結果をだせなかった。チームも東大戦で勝ち点を落とすなど、リーグBクラスに沈んだ。しかし、今年も1年生で古屋敷匠真投手、三浦銀二投手、山下輝投手と、昨年のドラフト候補高校生のトップクラスが入学し、三浦投手がこの秋3勝を挙げ、優勝の立役者となった。

また4年生の野手が頑張った。中山翔太選手、小林満平選手、向山基生選手が野球馬鹿になるくらい本当に頑張ったと思う。また1年時から注目された大西千洋選手は目にケガをし、それ以降は活躍はできなくなってしまったが、その思いもつながった。

チームが優勝して良い雰囲気になって、良い循環が生まれれば、チームに入った選手たちが力を発揮できる環境になってくる。高校時から注目されながらドラフト会議で指名漏れとなるような状況は今年で最後になってほしい。この優勝が法政大をさらに変えることを期待したい。

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鍛え上げた二の腕で、中山は豪快に恩師を天に押し上げた。慶大が王手をかけてからの連敗で転がりこんできた、まさかの逆転V。「結果が出なくても、監督は諦めずに練習に付き合ってくれたので、絶対に優勝して恩返しすると思ってやってきた。優勝できてよかったです」。感謝の思いを込めて、青木久典監督(45)を何度も胴上げした。

「法政に入ったときは優勝回数が1番で、簡単に勝てると思っていた」というが自身初優勝。「この秋は本当に大変だった。(明治神宮大会は)全力でやって、大きな本塁打を見てもらいたい」
今季は4番・副主将として臨み、早大1回戦で2本塁打と快勝に導き、打率・273、3本塁打、10打点。一塁手のベストナインにも満票で選ばれ、目を輝かせた。
青木監督は今季、1年生の三浦を先発の軸に据え、エース菅野を救援に回した。チームに安定感が生まれ、接戦に強くなった。打撃では打率・419で2位の小林、・373で3位の川口凌ら5人がリーグ打率10位以内に入り、投打のバランスが整っていた。

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