法政大初戦敗退、ヤクルトドラフト2位の中山翔太選手が終戦

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明治神宮大会、東京六大学代表の法政大は、環太平洋大に2-4で敗れた。東京ヤクルトにドラフト2位で指名された中山翔太選手は3打数1安打で終戦となった。

厳しい攻め

4番ファーストで出場した中山翔太選手は、1回、3回、5回の3打席ともランナーのいる場面で回ってきた。しかし、ドラフト2位で指名された4番に対し、環太平洋大の投手陣は厳しくインコースを攻め、1回はライトフライ、3回は四球を選んだものの、5回にはサードフライに打ち取られた。「バシバシ来ていたが、しっかりとチャンスで打てなかったからダメだった。1発で仕留める力が足りない」と話した。

しかし、「勝てなかったので悔しいが、やりきった。」と話し、大学4年間を振り返った。履正社高校では右の大型スラッガーとして期待されるも、プロから注目されるほどにはなれず、法政大へと進学した。法政大では2年生でレギュラーとして出場するようになると、リーグ通算11本塁打を放ち、リーグを代表する選手となった。

筋肉がついた体があり長打力が注目されるが、強い打球を広角に打ち、激しい走塁などで試合をかき回していく選手、中距離ヒッターでチームに勢いを与えるタイプの選手だろう。

8回の大学最後の打席は、追い込まれながらもライト前にはじき返し、大学最後のヒットを放った。続きはプロで、中山選手の成長と活躍は、またここから始まる。

菅野投手も意地

法政大は1年生でリーグ戦でエースとして登板した三浦銀二投手が先発したものの、5回途中まで10安打を浴びて4失点と力を見せられなかった。しかし6回から登板した4年生で、リーグ通算18勝を挙げている菅野秀哉投手が、3回2安打3奪三振無失点の好投を見せた。

大学4年間でエースとして投げていた時もあったが、大学4年時は調子が上がらず、1年生に主役を渡していた。また、ドラフト候補として期待をされていたものの1年間で評価を上げることは出来ず、プロ志望届を提出していたが指名はなかった。この日の意地の投球は2年後に再びプロ注目投手になるためのきっかけとなる。

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5回までの3打席はすべて走者を背負って回ったが、厳しく内角を攻められた。「正直、勝ちに行って勝てなかったので悔しいが、やりきった。バシバシ(内角に)来ていたが、しっかりとチャンスで打てなかったからダメだった。1発で仕留める力が足りない」とサバサバした表情で振り返った。それでも、最終打席となった8回には追い込まれながら右前へ運んで意地を見せた。

ヤクルトD2位指名の4番・中山は3打数1安打で終わり、「(投球が)厳しい所にバンバンきて、打てなかった。大学の4年間を生かして、1年間チームに貢献できるようにしたい」と気持ちを切り替えた。

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