東都リーグの4年生の進路、龍谷大平安4番だった中央大・河合泰聖選手は次の道へ

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東都大学リーグでプレーした4年生の進路が出そろった。1部の6大学からは、プロ野球には10人が、社会人野球では58人、独立リーグで3人が野球を継続する。龍谷大平安で4番を打ち、センバツで優勝をした河合泰聖選手は、中央大で4年間プレーしたが故障などにも悩まされ、卒業後は別の道に進む。

別の道へ

河合泰聖選手は龍谷大平安で4番を打ち、2014年のセンバツ大会では、決勝で2ランホームランを放つなど、58年ぶりとなる優勝に大きく貢献をした。170cmと体は大きくない4番だったが、広角に打ち分けるバットコントロールがあり、パンチ力もあった。

中央大に進学し主軸としての活躍が期待されたが、「先輩には神里和毅さんとかすごい打者ばかり。僕は体が小さいし、天狗になった鼻をへし折られた感じだった」と、大学野球の壁を感じたという。そして「どこへ行っても平安で優勝した代といわれる。プレッシャーはあった」と話した。

3年生の春にレギュラーとして出場したものの、4年生の春を最後に出場機会は減った。そして社会人野球などからも声はかからず、龍谷大平安の原田監督の元に行くと、「野球が全てじゃない。社会に通用する人間になりなさい」と励まされ、「寂しさはあるけど、他の人より少し早く仕事をすると思えばいいかなと。人とかかわる仕事をしたい」と野球の道を卒業し、新たな道に進む決断をした。

まだ進路は決定しておらず、在学しながら進路を探していく。別の道でも勝負強さを見せてくれるだろう。

10人がプロ入り

東都リーグの1部からは東洋大の上茶谷大河投手(横浜DeNA)と甲斐野央投手(福岡ソフトバンク)、国学院大・清水昇投手(東京ヤクルト)がドラフト1位で、梅津晃大投手(中日)、亜細亜大の頓宮裕真選手(オリックス)、立正大の伊藤裕季也選手(横浜DeNA)がドラフト2位で指名された。また、亜細亜大・中村稔弥投手(千葉ロッテ5位)、正随優弥選手(広島6位)、立正大・小郷裕哉選手(東北楽天7位)、中川圭太選手(オリックス7位)がドラフトで指名され、合計10人がプロ入りした。また東都2部からも国士舘大の重田倫明投手が福岡ソフトバンクに育成3位で指名されており、合計11人がプロ入りする。

また、社会人野球などでは58人が野球を続け、独立リーグにも3人が進む。東京六大学がプロ3人、社会人29人、独立リーグ1人で、1部の6大学だけでも圧倒した数字となっている。

まさに全国から有力選手が集まるリーグで、日本一厳しいといわれる戦国東都で磨かれ、それぞれの道へと羽ばたいていく。

東都 立正/駒澤/東洋/亜細亜/国学院/中央 
2部 専修/拓殖/青学/国士舘/東農

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