2018年ドラフト総決算(1)高校生の選手達

2018年もあとわずか、今年のドラフト会議について振り返ります。今日は高校生で指名された選手たちのストーリーその1。

2012~2015、そして高校へ

2012年の12月、札幌ドームで行われた12球団ジュニアトーナメントに衝撃が走る。中日ジュニアの背番号1・根尾昂が読売ジュニア線で先発すると、最速128キロの速球を投げた。またオリックスジュニアの藤原恭大は2日目の日本ハム戦で投手として先発し無失点の好投を見せると、打っても5回に2ランホームランを放つ。この大会を見ていた多くの野球関係者に、印象付ける活躍となった。

そして根尾は地元・岐阜の古川中学校に進むと、冬はスキーを行う、中学2年生で出場したアルペン競技の中学全国大会では、1本目:45秒60、2本目:48秒42で合計:1分34秒02の記録を出し、2位に0秒55の差を着けて見事、中学チャンピオンとなる。そして飛騨高山ボーイズで投手として最速146キロの速球を投げ、その話題は全国の野球ファンの知るところとなった。そして根尾の進路が注目されたが、地元ではなく大阪桐蔭に進む事になる。またチームメイトの垣越建伸も大側左腕として注目され、山梨の強豪・山梨学院に進み、甲子園で根尾と対戦することを誓った。

一方、藤原はオール枚方ボーイズに進んだ。チームには後に大阪桐蔭で一緒にプレーする中川卓也や、いずれライバルとなる小園海斗野村大樹がいた。早くから黄金時代と呼び声高かったが、このうち、野村と中川が大阪福島ボーイズに移る。その大阪福島ボーイズには増田陸がいたが、2014年のタイガースカップ決勝で両チームが激突し、1番・藤原、2番・小園が率いた枚方ボーイズが、1番・中川、3番・野村、4番・増田のいる大阪福島ボーイズに6-0で勝利し意地を見せている。

多くの高校から誘いがある中で藤原は大阪桐蔭を選択、離れ離れになっていた中川と同じチームとなる。そして小園は報徳学園、野村は清宮選手が注目されていた早稲田実、増田は明秀日立に進み、ぞれぞれの場所で甲子園出場を目指すことになる。

恒例となった注目の少年野球投手と元プロの選手が対戦するテレビ番組、この年に呼ばれたのは大石晨慈横川凱小野寺瑞生だった。小野寺は当時、ドラフト注目選手だった創価大・田中正義投手の出身だった川崎中央シニアに所属し、既に184cm94kgの身体があり、最速143キロの速球を投げ、また打撃でも大会ではホームランも連発した。田中投手が「僕の中学時代より上」と話す注目投手だった。小野寺と大石は、アジアチャレンジカップに出場する侍ジャパンU15代表に選ばれていたが、そこには、野村大樹、小園海斗、そして天理高校に進む太田椋がいた。小野寺は東海大甲府に、大石は近大付に、そして横川は大阪桐蔭に進んだ。

他にも2015年は中学生に怪物選手が多かった。東練馬の万波中正は、中学2年の時点で187cm84kgの体があり、フリー打撃では130mを超すあたりを見せ、投げても144キロを記録した。また新潟シニアの鈴木裕太も142キロの速球を投げ注目されていた。万波はその年に横浜高校の監督の辞任を発表していた渡辺氏と会い、横浜高校への進学を決めた。鈴木は地元新潟の競合・日本文理に進んだ。

黄金世代と呼ばれた選手たちが、いよいよ高校野球に挑み、まずは一つ目の目標である甲子園出場に挑戦していく。

2018年ドラフト会議 指名選手一覧
2018年のドラフト候補一覧


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