法政大2年生・三浦銀二投手が3回1安打無失点

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法政大は今年初の対外試合となる明治安田生命とのオープン戦を行い、昨年1年生でエースの活躍を見せた三浦銀二投手が3回1安打無失点の好投を見せた。

今年も三浦

三浦銀二投手は昨年に福岡大大濠から法政大に入学すると、春に2勝0敗、秋に3勝1敗の成績を残し、秋はチームの優勝に大きく貢献した。最速も150キロを記録し、ストレートの切れ、変化球とも申し分ない投球を見せていた。しかし、早稲田大戦では146球を投げて完投させると、東大戦でも132球を投げて完投するなど、投球数が多く、やや疲れがでていた明治神宮大会では、環太平洋大戦で先発したものの5回途中まで10安打を浴びて4失点し降板していた。

しかしこの日はWヘッダーの2試合目に先発すると、3回44球を投げて打たれたヒットは1本のみ、球速は141キロどまりだったが、昨年は封印していたフォークボールを解禁して打ち取った。三浦投手のフォークは空振りを奪えるまでではない球で、本人も「チェンジアップっぽい球って言われるんですけど、フォークっぽいって言われるように練習します」と話し、今後、フォークボールを磨いていく。

大学野球で1年生に活躍をした投手は、その後、疲労の蓄積などにより故障をしたり、徐々に球威が落ちていくようなこともあった。法政大では昨年ドラフト候補だった菅野秀哉投手(東京ガス)、森田駿哉投手(Honda鈴鹿)も1年生で活躍を見せたが、その後、故障や伸び悩みで、昨年はプロ志望届を提出したものの指名はなかった。

青木監督は「1戦目で投げてもらわないといけない投手」と話すが、同学年には古屋敷匠真投手や山下輝投手など、プロに注目された投手がそろっている。二人も三浦投手に負けない力を持っており、今年あたりから頭角を現してほしいし、三浦投手一辺倒にならないように、豪華な投手陣をうまく起用して今年だけでなく、来年、再来年も優勝を狙えるチームにしてほしい。

東京六大学は一昨年も慶応大が1年生投手2人、佐藤宏樹投手と関根智輝投手の活躍によって優勝をしているが、昨年は佐藤投手は春に2試合だけ、関根投手が春に3試合だけの登板に終わっている。1年生の能力を使って優勝を目指しているのであれば、有望な1年生が入ったときだけ優勝をしているのであれば大学野球は必要ない。決して持続可能ではない。

4年生に向かって投手が成長していくような形で、エースが継承されていく形で、東京六大学の戦いが続いていくことを期待したい。

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2試合目には、最速150キロ右腕・三浦銀二投手(新2年=福岡大大濠)が先発。3回44球を投げ、1安打無失点に抑えた。三浦は昨秋、1年生ながらリーグ戦で2完投を含む3勝を挙げ、防御率も1・99をマーク。チームの優勝に大きく貢献した。大学2年目の今季は、青木久典監督(46)が「(リーグ戦)1戦目で投げてもらわないといけない投手」と話すなど、エース格として期待される。

1年生ながら昨秋の東京六大学リーグ戦優勝に貢献した右腕の三浦は第2試合で先発。3回を1安打無失点と上々の投球をみせた。「フォークを使い始めているところで、勝ちにこだわっていきたい」。青木監督は「順調にいけば1回戦の先発でいける」と納得顔だった。

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