明治大・森下暢仁投手が141球完投勝利、気迫の150キロに広島スカウト部長「大瀬良もそうだった」

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明治大・森下暢仁投手がエースの投球を見せた。優勝のかかった大一番、慶応大との1回戦で、100安打に王手のかかった柳町達選手を抑え込み、141球完投で先勝した。

150キロで封じる

森下暢仁投手はこの日、主将としてエースとして優勝のかかった慶応大戦に臨む。その中で、「1番打者に一番いい打者が入っている。点を取られたくないし、あと1本で100安打。自分で打たれたくない。抑えたい」と話し、1番で通算99安打を打っている柳町達選手を全力で封じ込んだ。

初回に見方が2点を先制すると、最初に対決でレフトフライに抑える。3回に第2打席は得意のカーブとカットボールで追い込むと、最後は150キロの高めの球を投げ柳町選手のバットは空を切った。

力投を見せるものの終盤には疲れが見える。8回に2点を失うと、9回も1アウト1,2塁のピンチを背負った。そしてここで柳町選手との5度目の対戦となった。カーブの失投を強打されたもののファウルとなると、次の球でストレートを選択して柳町選手のバットを押し込みセンターフライに打ち取った。結局、森下投手は9回を投げて8安打2失点も9奪三振、柳町選手を4打数ノーヒット1奪三振1四球に抑えこんだ。

この対決を視察していた広島の苑田スカウト部長は、「いい打者にピンチでギアを入れられる。九州共立大時代の大瀬良もそうだった」と話し、森下投手にエースの力を見ていた。

これで森下投手は今季トップの4勝目、防御率1.66と55奪三振でリーグ3冠となった。まさにエースの投球だった。

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森下は相手の実力を認め、リミッターを外した。「1番打者に一番いい打者が入っている。点を取られたくないし、あと1本で100安打。自分で打たれたくない。抑えたい」と慶大・柳町を強く意識した。

明大・森下完投で13勝目 スポーツ報知紙面 2019/5/19

 

 

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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