大商大・橋本侑樹投手が9回3安打1失点、阪神スカウト「魅力的」

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大商大の最速148キロの左のエース・橋本侑樹投手が、九州産業大戦で9回3安打1失点で完投勝利を挙げた。

なんとか勝ちたかった

橋本侑樹投手は181cmの左腕投手で、最速148キロを記録しているが、140キロ前後のストレートを外角ギリギリのところに決め、カーブでタイミングを外す投手。リーグ戦では1年の春から登板すると、2年秋に4勝2敗の成績を残し、昨年秋も3勝0敗の成績でプロ注目投手となった。しかし、今年に入りリーグ戦では1勝どまりで、最近もマメの影響などで不調が続いていた。

しかし、この日は初回に三者凡退に抑えて入ると、3回に1点を失ったものの、4回以降は三塁を踏ませず、9回を投げて3安打6奪三振で1失点、四死球は2つで自責点は0の素晴らしい投球を見せた。130キロ後半のストレートとカーブの配球が冴えた。「チームに迷惑をかけていたので、何とか勝ちたかった」と話した。

この日は、1回戦で完投勝利を挙げた、同じくプロ注目の右のエース・大西広樹投手から東京ドームのマウンドについて、「傾斜がきつくて前の方が緩いと」とアドバイスをもらい、「傾斜はきついと感じたので、帽子を深く被るようにしました」と対策を立てて臨んでいた。

卒業後もプロや社会人で野球を続けたいという意思を持つ橋本投手は、「自分のことではなくチームのことを考えて、日本一になれるように自分の投球をしていきたい」と話した。また大西投手についても「大西はめっちゃいい投手なんですよ。でも負けたらアカンという気持ちは強い」と話した。

阪神スカウトが評価

この日も大勢のスカウト陣が視察をしたが、阪神の渡辺スカウトは「良かったね。左でここまで投げるのは魅力的」と評価した。今大会では立命館大の坂本裕哉投手も登板し、好投を見せているが、大学生の左腕投手のドラフト候補は少なく、橋本投手、坂本投手などを評価しながら、秋も見ていくことになる。

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阪神・渡辺スカウトも「良かったね。左でここまで投げるのは魅力的」と評価した。「チームの勝利のために、自分の投球をしたい」と意気込む橋本。左右のエースで、悲願の「日本一」へチームを導く。

「傾斜がきつくて前の方が緩いと。僕は第2試合の登板で緩さはなかったですが、傾斜はきついと感じたので、帽子を深く被るようにしました」。普段より上方の視界を遮ることで、より強く低めを意識。四球はわずかに一つと制球力にもつながった。「大西は、めっちゃいい投手なんですよ。でも、負けたらアカンという気持ちは強い」。尊敬し、ライバル心を持つ同級生の好投に続いてみせた。

プロ、社会人などで野球を続けたい意欲を燃やしているだけに、大きなアピールの場になるが「自分のことではなくチームのことを考えて、日本一になれるように自分の投球をしていきたい」と力を込めた。

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