明治大・伊勢大夢投手に広島・苑田スカウト統括部長「面白い存在」

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明治大はエース・森下暢仁投手を温存し、春のリーグ戦で先発する事が無かった伊勢大夢投手を先発に起用した。

6回2失点

伊勢大夢投手は182cmの横から150キロの速球を投げる力投型サイドハンドで、東京六大学リーグでは主にリリーフとして活躍する。この春はエース・森下投手に次ぐ2戦目の先発が期待されていたが、結局、先発は一度もなく、リリーフで5試合14回を投げ、防御率3.21を記録した。

明治大はこの日に勝利すれば次戦は東洋大と対戦する可能性があり、森下投手を温存した。そして伊勢投手が先発に起用された。伊勢投手は140キロ前半のストレートを中心に3回まで無失点、4回に2本のタイムリーで2点を先制されたものの、6回までを投げて3安打3奪三振2失点に抑えた。

この春は調子の悪さを認識していたが、「思い出した感じはある。大丈夫です」と話し、好調時の投球を取り戻すような手ごたえを感じたという。

この日視察した広島の苑田スカウト統括部長は「力があると思いますよ。面白い存在」と評価した。150キロサイドハンドは貴重な存在で、秋に調子を取り戻せば、星知弥投手(2016年ヤクルトドラフト2位)のように急激に評価を高めてドラフト会議で指名される可能性もある。

4番も復活

明治大は4番の北本一樹選手が、5回に勝ち越しのタイムリーヒットを打つと、6回には3ランホームランを放った。試合は7回までに9点を奪い、コールド勝ちを納めた。

北本選手は昨年秋に左肩を脱臼し手術をしていた。春のリーグ戦は打率.333と活躍を見せたはホームランは無く、これが今年初ホームランとなった。「我慢の冬でした。バットを振りたいけど、下半身を鍛えてきた」と話し、パワーが付いたと話した。

善波監督は「明日は森下でいく。完封してほしい」と話し、東洋大戦のエースをぶつける。森下投手も、「明日は初回から、こっちのペースでいきたい」と話し、「都志也中心にクリーンアップがいいと聞いている。でも準備をしっかりしたら抑えられる。自信を持ってやりたい」と、昨年の大学日本代表で一緒に戦い、ドラフト候補対決となる佐藤都志也選手を意識した。

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完全復活した主砲が決めた。北本は昨秋のリーグ戦で左肩を脱臼し10月下旬に手術。全治半年の診断だったが、今春のリーグ戦に合わせ復帰。「我慢の冬でした。バットを振りたいけど、下半身を鍛えてきた」。3センチ太くなった太ももに支えられ、大舞台で大きな一発を放った。

森下は「一番意識している相手」と強烈にライバル視し「(佐藤)都志也中心にクリーンアップがいいと聞いている。でも準備をしっかりしたら抑えられる。自信を持ってやりたい」と闘志を燃やした。

昨秋以来の先発、伊勢復調2失点 デイリースポーツ紙面 2019/6/13

 

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