奈良学園大はこの日、リーグ最終戦を終え、4年生の大学野球最後の試合が終わった。二刀流のドラフト候補・菅田大介選手には、この日も阪神と中日のスカウトが視察をしていた。
天命を待つ
奈良学園大は現在リーグ4位で優勝は既に逃している。この日の神戸大戦に4番DHで出場した菅田大介は4打数1安打、そして7回からはマウンドに上がると2回を1安打無失点、2奪三振で、大学最後の投球を終えた。
0-5で敗れ、最後の試合を勝利で飾ることはできなかったが、菅田選手は「このまま終われないと、監督と話をして投げさせていただいた。最後三振を奪って無失点で終われたので悔いはない」と話した。
菅田投手は187cmの長身左腕投手として、また左の強打者として二刀流を続けたが、「心のどこかで打撃で貢献したいという気持ちが重圧になったのかもしれない。高校の3年間より短かったです。」と話し、投打であともう一つという感じはしているのだろう。それでも、「プロにいくために2つをやればというので、2つやったことでプラスにはなったと思います」と話した。
プロ志望届をすでに提出しており、「自分の中では投手の方が楽しいですが、評価してもらう側なので自分では決められない。評価していただいた方でやります」と話し、まずはプロ野球選手になれるか、そしてその後、投手になるか野手になるかは、指名された球団の方針に従っていく決意を示し、天命に委ねる事とした。
この日の最終戦も阪神と中日のスカウトが視察し、2球団はこの秋も最初から最後まで菅田選手のプレーを見守った。判断する側からしても、投手がいいのか野手がいいのか、二刀流で続けた方が良いのかそれともどちらか片方にすれば伸びるのか、投打にまだ未完成ながらいろいろな可能性がある菅田選手を評価するのに、大変時間が必要になる。その中で、どのポイントを評価し、指名、そして投手か野手かの判断をするのか注目したい。
「まだ終わった感じがしないが、次のステップに向けて準備をしないといけない」と話す菅田投手、次のステージに目を向けた。
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「負けてしまいましたが、最後三振を奪って終われたので悔いはない。心のどこかで打撃で貢献したいという気持ちが重圧になったのかもしれない。高校の3年間より短かったです。まだ終わった感じがしないが、次のステップに向けて準備をしないといけない」と話した。
すでにプロ志望届を提出済みの二刀流は「このまま終われないと、(酒井)監督と話をして投げさせていただいた。無失点で終われたので悔いはない」と、すがすがしい表情を浮かべた。
この日は阪神と中日のスカウト陣が視察していた中でのプレー。「プロにいくために2つ(投手と野手)をやればというので、2つやったことでプラスにはなったと思います」。指名がかかることを信じて、準備を整えていく。
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