東京六大学は明治大vs立教大の4回戦が行われたが、先発は来年のドラフト候補で明大エース候補の入江大生投手が先発した。そして0-1の8回に伊勢大夢投手、9回に森下暢仁投手が登板した。
投げ納め
既に優勝の可能性はなくなっている明治大と立教大、しかし、4年生にとって大学最後になるであろうこの日は緊迫していた。明治大は4年生の森下暢仁投手、伊勢大夢投手ではなく、3年生で来年のエース候補・入江大生投手が先発した。140キロ後半の力のある球を軸に立教大打線を7回3安打1失点に抑え、その期待に応えた。
しかし、立教大は2枚看板として投げてきた4年生の手塚周投手が先発し、4回途中からは来年のエース候補・中川颯投手が継投して8回まで無失点の好投を見せた。
そして8回、明治大は横浜DeNAからドラフト3位で指名された伊勢大夢投手が登板すると、1回を投げて1安打2奪三振で無失点に抑える。そして9回には、この日は代打で登場しレフトに入っていた森下暢仁投手が志願の登板をして1回を1安打1四球も1奪三振で無失点に抑えた。
立教大も9回、2年生からチームのエースとして引っ張り、現役最多の17勝を挙げている田中誠也投手が登板し9回を森下選手のヒット1本に抑えた。1-0で立教大が勝利し、両チームの今季の試合が終わった。
善波監督に恩返し
試合後に、12年間監督を続け9度のリーグ優勝を果たした善波監督の退任が発表された。森下投手は「高校の時、ただプロに行きたいと言っていた自分を大学に呼んでくださった。監督のもとで野球ができて良かった」と話した。そして、「これからの2カ月が大事。監督にもまだ教わって、たくさん恩返ししたい」と話し、プロで善波監督に恩返しをすることを誓った。
森下投手は大学4年間で15勝12敗、264回1/3を投げて255個の三振を奪い、防御率は2.42
伊勢投手は4年間で4勝4敗、74回2/3を投げて70奪三振、防御率は2.89だった。
プロではどんな数字を残していくのか、大いに期待して大学野球から送り出したい。
明治大学のドラフト候補選手の動画とみんなの評価
立教大学のドラフト候補選手の動画とみんなの評価
いつもは冷静な森下の目が潤んでいた。試合後、善波監督が退任を発表。右腕は「高校の時、ただプロに行きたいと言っていた自分を大学に呼んでくださった。監督のもとで野球ができて良かった」と話した。
明大はDeNAからドラフト3位で指名された伊勢大夢投手(4年=九州学院)が中継ぎで登板。1イニングを投げ無失点に抑え「明大のエース番号『11』の責任を果たせたと思う」と敗戦にも胸を張った。
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