明治大、田中武宏コーチの監督昇格が有力、神戸から神宮に通う営業マン監督となるか

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明治大は2011年からコーチを務めている田中武宏氏が監督に昇格する可能性が高くなった。神戸に住み、大阪にある会社に勤める営業マンが明大の監督に就任する。

営業マンとコーチの二刀流

田中武宏コーチは兵庫の舞子高校から明治大に進み、善波前監督の1学年上でプレーした。卒業後は日産自動車に進み主力として活躍していたが、経営危機により2010年に野球部が休部すると、明治大のコーチに就任し、善波監督を支えてきた。

善波監督も倉庫会社を経営しながら監督を務めていたが、田中コーチも大阪の会社で営業マンとして働いているという。自宅は兵庫にあり、リーグ戦が行われる2か月間は神戸から週末に上京し、試合後に神戸に戻る生活をしている。今年夏の大学野球選手権では、準決勝で東海大vs佛教大の準決勝をネット裏から敵情視察をした後、そのまま荷物も持って大阪に戻り、翌日は午前中に会社で仕事をした後、伊丹空港から神宮に駆け付けた。

会社では営業マンとして九州にも行くという。今年のリーグ戦では法政大1回戦が10時30分から行われる前日に大分で仕事があり、大分からだと翌日のこの試合に間に合わない事から夜のうちに北九州に移動し、そこから飛行機で試合開始に間に合わせた。また3回戦までもつれた立教大戦3回戦でも、日曜日の試合が終了後に大阪に戻り、月曜日の午前に会社で仕事をした後に神宮に向かった。到着した時には既に8回まで進んでいたという。

その田中コーチだが、選手からの信頼は厚く、今年の大学野球選手権優勝時には選手から胴上げをされた。広島の野村祐輔選手や阪神の高山俊選手からは今でも慕われているという。

善波監督も今年の退任の理由の一つとして、経営に専念する必要があると話していた。田中氏の昇格となりそうな明治大、仕事との兼ね合いがどうなっていくのかが気になるが、もし仕事を続けながらとなるならば、月曜日の3回戦までもつれる事は許されない。明治大の選手は2連勝で勝っていく事が必要になる。

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リーグ戦では助監督としてベンチ入りし、今年限りでの退任を発表している善波達也監督(57)をサポート。就任後はリーグ優勝7度、今春は38年ぶりの全日本大学選手権優勝を果たした。的確な指導に加え、選手を熟知し、人望も厚いことが高く評価されたとみられる。

17日に行われた佛教大との全日本大学選手権決勝戦、試合前の打撃練習中に「遅れてすまん」と球場に駆けつけた田中コーチの姿があった。前日の東海大―佛教大の準決勝をネット裏から観戦した後、荷物を持って帰阪。17日の午前早く大阪・福島の会社に顔を出し仕事をこなして伊丹空港に直行。飛行機に飛び乗り神宮に駆けつけた。

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