150キロ右腕の明治大・入江大生投手、森下投手からバットをもらう

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明治大は、広島からドラフト1位指名を受けた森下暢仁投手から、150キロ右腕・入江大生投手にエースが引き継がれる。退寮した森下選手からはバットをもらったという。

二刀流

エースの系譜が森下暢仁投手から入江大生投手へと渡される。リーグ戦で15勝を挙げた森下投手は、退寮する際に入江投手にバットを渡したという。

森下投手は投手としてはもちろんだが、2018年春と今年秋にそれぞれ9安打を打ち、打率.409、.360を記録、そしてその合計18安打の内、8本が2ベースヒットという打撃センス、長打力を持つ選手だった。実際に試合では5番を打つ事もあり、今年秋には代打で登場し、その後、外野を守るなど野手としても出場しており、ショートでノックを受ける事もあるなど、野手としてもかなりの素質を持った選手だった。

そして、187cmから150キロの速球を投げ、来年のエースと期待される入江選手に、バットを譲った。入江選手は「バットをもらった。打つ方でも活躍しろと。今年までは打席に立つ機会も少なかったし打てたらラッキーくらいに思っていて、来年は打撃も大事にしようとバットを振っています」と話すが、入江選手は作新学院高校では主にバッターとしてプレーし、夏の甲子園では3試合連続ホームランを放っている。大学ではまだ9打数のみで、ホームランどころかヒットも0本、大学初安打、初ホームランも期待される。

そのために、まずは投手として成績を残さなければならない。今年秋は22イニングに登板し1勝1敗、25三振を奪い防御率0.82と、来年への足掛かりを作った。来年春に1戦目の先発として5勝ができるくらいの投球ができれば、打撃でも余裕が出て初ヒット、初本塁打も見られるかもしれない。

入江選手はまた、ライバルの慶応大で東北楽天にドラフト3位で指名された津留崎大成と食事をしたという。津留崎投手は大学3年時まではリーグ通算2勝どまりだったが、トレーニングの理論を持ち、体を鍛え、今年秋に150キロ超の球を連発し3勝1敗を挙げてプロ入りをした。入江選手は「まず自分の体を知ること。筋トレにしてもどこを強化すればいいのか。練習前に飲むサプリ、練習後に飲むサプリから食事に至るまで参考になりました」と、津留崎投手からトレーニングやサプリメントの理論を吸収する事に成功した。

来年、打てるエース、入江選手の誕生を期待したい

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“師匠”として慕った森下が退寮する際、もらった物がある。「バットです。“打つ方でも活躍しろ”と。今年までは打席に立つ機会も少なかったし打てたらラッキーくらいに思っていて、来年は打撃も大事にしようとバットを振っています」と力を込める。森下は投手ながら5番打者としても大学日本一に貢献。入江も作新学院時代、甲子園で3試合連発した実力者。「バットを振ることで体にキレが出てきた感じがします」と汗を流す。

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