149キロ右腕・村上頌樹投手など、東洋大が春の日本一に向けてキャンプイン

2020年ドラフトニュース 大学野球ドラフトニュース

最速149キロの速球を投げる今年のドラフト上位候補右腕、東洋大・村上頌樹投手が、150キロの記録に手ごたえを見せた。好きな球団は阪神で藤川球児投手を目指す。

大学でも日本一

村上頌樹投手は智弁学園時代にエースとして、2016年のセンバツで日本一になっている。東洋大に入学すると最速は149キロを記録し1年生の春に、甲斐野、梅津などがいる中で先発の一角を任され、2勝0敗の好成績を残した。そして甲斐野、梅津、上茶谷の抜けた昨年春は6勝0敗、防御率0.77の成績を残している。

東洋大はこの日からキャンプがスタートし、村上投手は「リーグ戦の防御率0点台」を個人目標とする。そして見つめるのは「大学でも日本一」だ。東洋大は2017年、2018年、2019年と大学野球選手権に出場しているが、2017年、2018年は初戦敗退、昨年は村上投手が桐蔭横浜大戦で7回2安打無失点の好投で勝利をしたものの、続く明治大との試合では6回4安打3失点(自責点1)、明治大の森下暢仁投手の前に完封されている。

その森下投手とは侍ジャパン大学代表でチームメイトとなったが、ストレート、変化球は村上投手よりも1ランク上だった。それを見て村上投手もストレートと変化球の質のアップを目指すが、「昨秋よりスライダーの曲がりが良くなってきた」と手ごたえを見せる。そしてあと1キロに迫る150キロについても、「出すことが出来れば」と話した。

村上投手は淡路島の出身で好きな球団は阪神、藤川投手のストレートに憧れを持つ。この春に150キロを記録し、昨春同様に6勝0敗などの成績を残せば、秋のドラフト会議ではドラフト2位までには指名される投手になりそうだ。阪神が2位で指名してくる可能性も高くなる。春に注目したい。

東洋大は昨年秋は村上投手が春と大学代表の疲れもあり2勝どまりだった。杉本監督は「最大の目標は、大学野球選手権での日本一。」と話すが、そのために「春のリーグ戦で勝たなければ」と村上投手以外の投手の台頭を待ち望む。昨年の大学野球選手権、明治大戦では村上投手が降板した後に1年生だった松澤海渡投手、河北将太投手、渡辺友哉投手を登板させているが、 「新2年の河北将太、松沢海渡は、試合を作るだけの力を持っている。投手の数はそろっているので、中盤以降は、1イニングずつ賄う形でもいい」と話し、先発・リリーフの起用を予定している。

また、木更津総合の根本太一投手、龍谷大平安の野沢秀伍投手、東亜学園の細野晴希投手といった楽しみな投手も入ってくるため、いきなり先発の一角も期待される。

それらの投手をリードする山崎基輝捕手も今年のドラフト候補の一人。昨年まで佐藤都志也捕手との競争をし、スタメンマスクを奪取したシーズンも少なくない。そして佐藤選手が抜け、正捕手として、主将としてチームを引っ張る。「投手とのコミュニケーションを大事にして、総合力で勝負できるキャッチャーになりたい。打者としての目標は、4割と10打点」と話し、捕手としての総合力アップを誓った。

東洋大学のドラフト候補選手の動画とみんなの評価

現在、意識しているのは、ストレートの質と変化球の切れの向上。「昨秋より、スライダーの曲がりが良くなってきた」と手応えを話す。球速については「150キロを出すことが出来れば」と“大台”を意識。好きな球団は阪神で、「藤川球児投手のような、伸びのある真っすぐ」を追い求めていく。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
ドラフト会議ホームページ2024 Draft home page

コメント