慶応大は富士大とオープン戦を行い、プロ注目の151キロ左腕・佐藤宏樹投手が4回2安打7奪三振のピッチングを見せた。
左打者はなかなか打てない
富士大とのオープン戦、先発したのは佐藤宏樹投手、最速151キロの速球を投げるが、そのストレートの回転数が半端なく、ストレートとカットボールのコンビネーションで三振を奪う。大館鳳鳴高校から慶応大に進むと1年生の秋には9試合に登板して3勝0敗、26回1/3を投げて42奪三振という驚異的なピッチングをみせた。しかしその後に左ひじを痛めてしまう。2年秋は全く登板できず、昨シーズン春は10回を投げたが1年時にはまだ戻っていなかった。
この日はこの冬に磨いたというカットボールのキレが良く、4回を投げて2安打7奪三振と、三振を奪うスタイルの佐藤投手のピッチングを見せた。4四球と制球に課題も残したが「課題だったカットボールの握りを変えた。大きな収穫」と話した。
この日は、佐藤投手の投球に5球団が視察し、巨人・長谷川スカウト部長は「カットボールが良い。左打者はなかなか打てないのでは。1年間追いかけていく」とまずは変化球に注目をした。
佐藤投手は復活をして1年生の時のピッチングができれば、故障への不安はあってもドラフト1位で指名されるのは間違いないくらいの投手。春のリーグ戦では早稲田大・早川隆久投手との左腕対決が大いに注目される。
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巨人の長谷川国利スカウト部長は「カットボールが良い。左打者はなかなか打てないのでは。1年間追いかけていく」と評価した。
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