早稲田大・早川隆久投手のこれまでのプロ評価と現在地

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早稲田大の151キロ左腕・早川隆久投手について、現時点でのプロ側の評価をまとめます。

151キロ左腕

早稲田大の早川隆久投手は、木更津総合時代にセンバツでベスト8入り、夏の甲子園では2試合連続完封を記録し、U18代表でもアジア選手権優勝に貢献している。早稲田大では1年生の春から8試合に投げて1勝2敗を記録すると、2年時までは2勝6敗、3年春に3勝2敗も秋は2勝4敗で通算7勝12敗となっている。

高校時は140キロ前後の球ストレートとスライダーのキレが抜群だったが、大学では151キロを記録し球の力もかなり増した。変化球もカットボール、スライダー、カーブと高校時からの得意球である2種類のスライダーを投げる。リーグ戦では序盤は押さえるものの、6回前後から捉まる所があり、「球の力だけでなく、もっとボールを動かせていかないといけない」と話している。

今年は2月の東京ガス戦で1イニングを投げてノーヒット1奪三振、3月19日の桐蔭横浜大戦では4回パーフェクト8奪三振の投球を見せたが、22日の巨人2軍との試合では5回9安打4失点だった。

プロの評価

この早川投手は、今年のドラフトの左腕の筆頭候補として注目されており、プロのスカウトや関係者から評価を受けている。

東京ガス戦を見たオリックスの佐藤スカウト:「社会人を圧倒するだけの力がある」と評価

桐蔭横浜大戦では9球団が視察し、北海道日本ハムの大渕隆スカウト部長:「きちっと試合で投げられる左投手が少ないから、評価は当然上がってきますよね」と評価

巨人戦には8球団24人のスカウトが視察し、評価は以下の通り

◎巨人・織田スカウト:「1つ1つのボールの精度は高い。ただ2死から連打されると自分のテンポは悪くなるし、野手のリズムが狂う。これまで空振りや凡打が取れていた球をゾーンに投げて打たれた。課題として次に頑張ろうと思ってくれれば。次は気持ちを出す投球をしてほしい。飛躍を期待します。」

◎埼玉西武・潮崎編成グループ・ディレクター:「直球を簡単に捉えられたのは不本意でしょう。ただ、ドラフト上位は間違いない。緩急がうまく使えれば、今永のようになれるのでは」

◎千葉ロッテ・榎チーフスカウト:「いい時、悪い時がはっきりしていた。直球が上がれば、チェンジアップも生きる。いい投手であるのは間違いない。」

◎横浜DeNA・八馬スカウト:「本来の球の切れ、制球ではなかった。これから修正してくるはず」

◎東京ヤクルト・山本スカウト:「きょうは我々の姿に力が入ったけど、貴重な左腕だから魅力はある」

ただし、対戦した巨人2軍の山崎章弘巡回打撃コーチは、「最初からドラフト1位候補ということは聞いていましたから、そういう目で見ていました。確かに左投手で145キロ以上出るし、バランスもいい。どの球団も左投手は何人いてもいいと言いますから、右よりプラスアルファがあるのは確か。気になったのは、山下などの左打者が迷わずにフルスイングしていたことです。145キロ以上出る左投手と対戦すると、普通は腰が引けたり、差し込まれたり、泳がされたり、崩されるもの。ウチの左打者にはそれが見られなかった。まとまっている印象ですが、あの日に限っては、打席で怖さを感じなかったかもしれません」

別の巨人2軍関係者も「はっきり言って、ドラフト1位の目玉投手という感じはしなかった。球の勢いだったり、迫力だったり、そういうものがなかった。例えば昨年の1位入団で騒がれた佐々木朗や奥川のようなスケール感はなく、2番手で投げた右投手の柴田の方がキレのいい球を投げているように見えた。でも早川は打撃が目立ったね。野球センスは感じた」と話している。

またヤクルト・橿渕スカウトグループデスクは総合的に評価し、「バリエーションが豊富で、変化球の使い方も巧くなっている」と評価している。

現在地

プロは高校時代から見てきているので、その成長のペースなども見ている。大学でも勝ち星が恵まれなかった時もあるが、1年生から代替コンスタントに投げており、3年時にはローテーションをきっちり守っている。

東京六大学では7勝12敗ながらも、155回2/3を投げて142安打、63失点で防御率は3.18、182奪三振を記録し、三振が奪える球がある事は評価でき、あとは、0点に抑えていく技術や体力がどうなっていくかという所だろう。スカウトによっては左の中継ぎとして評価する人もいると思う。

ただし4年生の時点で大きく飛躍することは多い。東洋大の上茶谷大河投手は大学3年まではあまり投げていなかったが、4年春に6勝2敗の圧倒的な投球を見せ、ドラフト1位で指名された。また昨年の森下暢仁投手も3年までは9勝8敗となかなか勝ち切れないところがあったが、4年春の4勝1敗の投球で、ドラフト1位指名が固まった感じがある。

今年はドラフト上位候補が少なく、新型コロナウイルスの影響で評価を上げてくる高校生が少なさそうな状況において、151キロ左腕の早川投手は1位指名される可能性は高いが、スカウトが思うモヤモヤとした雲をスカッと快晴にしてドラフト1位を確定させるためには、春、そして秋のリーグ戦が重要となってくる。

2020年度-大学生投手-左投のドラフト候補リスト

早大のエース左腕、早川をヤクルト・橿渕スカウトグループデスクは、こう高く評価する。

 「バリエーションが豊富で、変化球の使い方も巧くなっている」

 3月21日の巨人2軍-早大のオープン戦(ジャイアンツ球場、9-6で早大が勝利)。先発の早川は5回9安打4失点とプロの粘りに苦しんだ。しかし、能力に疑いはない。同戦を視察した西武・潮崎ディレクターも「(DeNAの)今永のような投手としてイメージが出てくる」と、昨季セ・リーグ2位の13勝を挙げた球界屈指の左腕に将来像を重ねた。

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