関西六大学の春季リーグ戦の代替試合では、大阪学院大の186cm右腕・打田雷樹投手が登板し、7球団のスカウトが視察をした。
147キロ右腕
大院大の打田雷樹投手は、186cmから最速147キロの速球を投げる投手として注目されている。
この日は神戸学院大との試合で先発すると、最速は142キロ止まりも角度のある球と、スライダー、カーブを織り交ぜて5回を1安打6奪三振無失点、先頭打者ゆるしたヒット1本に抑える投球を見せた。
「まだ80%ぐらいの状態。5回までに調整できて段々低めに集まった。アピールのチャンスを感謝しながら全力で投げるしかない」と話す。昨年春に6勝1敗の成績でベストナインに選ばれ、プロ志望をすることを決めており、今年にかける思いは強かった。
この日は巨人、西武、阪神、中日、オリックスなど7球団のスカウトが視察した。
埼玉西武・潮崎編成グループディレクター:「コントロールもそこそこきっちり投げられる」
オリックス・谷口スカウト:「力投派。打者に向かう姿勢がいい」
巨人・渡辺スカウト:「角度がある。体があるから期待するね」
中日・山本スカウト:「真っすぐは球速以上にスピンがかかってるから打者が振り遅れている」
身長があり、思い切り腕を振って投げる打田投手が、プロのスカウトへのアピールに成功した。秋のリーグ戦では再びこの投球を見せ、さらに球速も145キロくらいを記録できれば、指名候補として考えられる所に入ってくる。
特に力のこもった場面があった。先制の1点をもらった直後の5回だ。6番からの打順に対し、2者連続三振と三ゴロ。わずか8球で3者凡退に片付け、試合の流れを完全に引き寄せた。
打田 スカウトに見せられる場に感謝です。左打者は得意なので、真っすぐとわかっていても打たれない球を内角に投げることができました。山本由伸投手(オリックス)が理想です。
巨人、阪神など7球団のスカウトが熱視線を送り、中日の山本将道スカウトは「真っすぐは球速以上にスピンがかかってるから打者が振り遅れている」とした。代替試合は京産大を除く5校による1試合総当たりで実施。非公式戦で優勝チームは決めず個人記録も残らない。
「力投派。打者に向かう姿勢がいい」とオリックス・谷口スカウト。巨人・渡辺スカウトは「角度がある。体があるから期待するね」、西武・潮崎編成グループディレクターも「コントロールもそこそこきっちり投げられる」と評価した。
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