東京六大学では社会人対抗戦が行われ、日立製作所と対戦した早稲田大の早川隆久投手は、5回2安打10奪三振1失点の圧巻の投球を見せた。
最速は152キロ
早川隆久投手は150キロ台の球を連発すると、初回から5者連続奪三振を記録し、4回も再び三者三振で4回までノーヒットピッチングを見せた。5回に先頭バッターに初ヒットを許すと、さらにタイムリーヒットを許して1失点、「三振は取れたけど、五回に先頭を出し点も取られた。無失点に抑えないと、流れが変わってしまう。それがエースとしての役割」と話した。
早川投手は5回前後までは完璧な投球をするものの、中盤に失点する所が昨年までの課題で、この日も「中盤から後半にかけて高めに浮いてくるのが自分の弱点。ボール2個から2個半、アウトローに決まるのところが、アウトハイに決まる。ランナーが出ても低めを徹底していきたい。それを再確認できたのが今日の収穫」と話した。
10球団17人スカウト、相手も絶賛
それでも5回を投げて2安打10奪三振1失点、この日の投球は視察した10球団17人のスカウトも、相手も拍手をしたくなる投球だっただろう。日立製作所の和久井監督は「あんな投手は見たことない。真っ直ぐのキレ、スピード、変化球のキレはすごい。ちょっと手が出ない。お見事ですね」と絶賛した。
また早稲田大の小宮山悟監督も「素晴らしい投球。周りから認められる存在になって送り出せる」とエースを絶賛した。
視察したプロ関係者の評価は次の通り。
東京ヤクルト・小川淳司GM:「間違いなく上位候補。真っすぐも速いし、カットボール、スライダーと、本当に全部を兼ね備えた投手ですね。フォームに安定感があるし、力みもなかった。1位で必ず競合でしょう」
千葉ロッテ・永野吉成スカウト部長:「この球速とコントロール、変化球を持つ左はプロでもなかなかいない。オンリーワンの投手。恐らく競合するでしょう」
大学生投手NO.1は確定した。ドラフト会議では2球団から多ければ7球団くらいの指名が予想される。

そんな左腕を、この日は10球団17人のスカウトが視察した。ヤクルト小川淳司GMは「間違いなく上位候補。真っすぐも速いし、カットボール、スライダーと、本当に全部を兼ね備えた投手ですね」と高評価。
小宮山悟監督は「素晴らしい投球。周りから認められる存在になって(プロに)送り出せる」とエースを見つめた。ネット裏のロッテ・永野吉成スカウト部長も「この球速とコントロール、変化球を持つ左はプロでもなかなかいない。オンリーワンの投手。恐らく(1位)競合するでしょう」と話した。
本人は反省の弁を並べたが、プロ側の高評価は変わらない。この日は10球団が視察の中、ヤクルト・小川GMは「フォームに安定感があるし、力みもなかった。(ドラフトでは)1位で必ず競合でしょう」と目を見張った。
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