九州地区大学野球リーグでは、西日本工業大の192cm右腕・丸山翔大投手が、リリーフで登板し、2回をノーヒットに抑えた。
春に一般企業から内定も
丸山翔大投手は192cmの右腕投手。小倉工業出身で大学では1年春からベンチ入りしている。しかし3年生まで目立った活躍はできず、春には一般就職をすべく就活をして内定をもらっていた。
しかし、春のリーグ戦が中止となったことから、監督に「秋までやらないか」と誘われると、完全燃焼して終わりたいと練習を続け、それが功を奏して8月にはオープン戦で自己最速を6キロ更新する148キロを記録、プロのスカウトの目にも留まった。
この日の日本文理戦は、リードを許した8回から登板し、先頭打者に四球を与えると、暴投などで三塁まで進塁させたが、140キロ台のストレートに192cmからの高さのあるフォークボールを投げて後続を抑えると、9回は三者凡退で締めた。
丸山投手は「チャンスをもらったので懸けてみたい」と話し、内定先の企業から理解を得て、プロ志望届を提出する。192cm右腕が野球を続けていけるかどうか、この秋が注目される。
西日本工業大は3年生の隅田知一郎投手も6回から登板し、2回をノーヒットに抑えた。隅田投手は最速150キロを投げる速球派左腕で、来年のドラフト候補。この日も147キロの速球で2回をパーフェクト、5奪三振を記録し、日本文理大を圧倒した。
「憧れはDeNAの今永投手。目標の150キロを超えたので、次は152キロ、153キロを出せるように投げていきたい」と話した。
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