東都大学リーグでは、駒澤大の若林楽人選手、竹本祐瑛投手、国学院大の小川龍成選手がその力を見せた。
アピールにつながったか
国学院大vs駒澤大の試合では、プロ志望届を提出している選手がアピールを見せた。
まず、1番センターで出場した駒澤大の若林楽人選手がアピールをした。初回に四球で出塁をすると、すかさず盗塁を決めた。この時の手元のタイムは2.9秒台を記録し、中央大の五十幡亮汰選手クラスのタイムを記録していた。
若林選手も50mを5.8秒で走る選手で、呉計測とも思ったが、近くにいた複数のスカウトも、「2秒台?」と驚いてストップウォッチを見直しており、少なくともそのくらいのタイムだったのではないかと思う。
また、第2打席では打った瞬間にわかるレフトスタンド中段に飛び込む3ランホームランを放った。チームの主将を務める若林選手、1番ながらパンチ力も十分で、頼れる主砲としても活躍を見せた。
ただし、その後はサードゴロ、空振り三振、申告敬遠とアピールは続かなかったが、最後まで視察をしていた球団もいた。
また駒澤大は、150キロ右腕の竹本祐瑛投手も注目された。この日は先発ではなく、3-1とリードを4回から登板をしたが、5回に1点を許すと8回には2アウト1,3塁の場面で、ショート・レフト・センターの間に落ちる不運な2ベースヒットとなり逆転を許した。
6回7安打3失点、それでも球速は最速149キロを記録し、140キロ後半の球を投げ続けて力で押し切る投球も見せた。その力は十分に見せた。
また国学院大も、1番ショートで出場した小川龍成選手が練習から軽快な動きを見せ、第3打席と第5打席で、逆方向のレフト前に綺麗なヒットを打つと、3回には二盗を決めた。タイムは3.10だった。また、この日はショートの守備が目立ち、セカンドベース後方や、前に詰まった当たりなどを軽快に処理した。
小川選手は肩の強さは驚くほどではないが、捕ってからの持ち替えが本当に速い。捕った時にはもう投げているような感じで、この部分ではプロで見ても「うまい」と頷くだろう。打撃・足でもアピールすることができ、ドラフト会議での指名は当確ランプがついたのではないかと思う。
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