秋季高校野球兵庫大会では、3回戦で神戸国際大付と社が対戦し、神戸国際大付の阪上翔也選手が登板すると、15奪三振の快投を見せた。
普段はセンター
普段はセンターを守り、5番バッターで強打を見せる阪上翔也選手だが、投手としても145キロの速球を投げる。
この日は0-2と劣勢でなおも2アウト1塁の4回、センターから阪上選手が登板すると、このピンチをショートゴロに抑える。すると、5回からは快投が始まる。角度のあるストレートと縦に大きく沈むスライダーなど2種類のスライダー、カーブやスプリットを織り交ぜ、延長13回まで9回1/3を投げて5者連続を含む15三振を奪った。
延長12回には2アウト満塁の場面をおさえると、延長13回にはタイブレークでノーアウト満塁の場面となるが、それも無失点に抑えた。
この日は阪神、東京ヤクルトなど4球団のスカウトが視察をしたが、阪神の熊野スカウトは「来年になってからだが、体もあるしね」と評価した。180cm77kgの右腕に今後も注目が集まりそうだ。
4回2死二塁のピンチを迎えると3番手として中堅から阪上がマウンドへ。2球で遊ゴロに仕留めた。5回からは奪三振ショー。7回の5番打者からは5連続三振を奪った。「絶対に抑えられると思った。ピンチになっても投げていてメチャ楽しかった。勝ちたい一心だった」。自己最速145キロ右腕はこの日も140キロ台の直球を軸に、鋭い縦のスライダーなどを混ぜ「0」を重ねた。
重要局面で出番が来た。0―2の4回2死一塁。3番手投手として中堅からマウンドへ向かうと、7番打者を遊ゴロに仕留めてピンチを脱出。以降は自己最速145キロの直球を軸にカーブ、2種類のスライダー、スプリットなど多彩な変化球で付け入る隙を与えなかった。
9回2死から味方が同点に追いつき延長戦に突入しても、回を追うごとに阪上の気迫は増していった。2―2の延長12回の2死満塁、4ー2の延長13回タイブレークで無死満塁とされたが「ピンチは何回もあったけど、ピンチになればなるほど楽しくなっていった」と時折笑顔を見せ「おりゃー!」と声を上げながら139球を投げ抜き、勝利を呼び込んだ。
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