東洋大・村上頌樹選手は4回1失点も143キロ止まり、監督に申し出て降板

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東洋大は開幕戦で、プロ注目の150キロ右腕・村上頌樹投手が登板したものの、4回1失点で降板した。最速は143キロだった。

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制球も苦しむ

開幕戦で先発した村上頌樹投手だったが、ストレートは序盤から130キロ台が多く、最速も143キロだった。それでも、智弁学園時代もこのくらいの球速帯で、制球良く変化球を織り交ぜてセンバツ優勝をしていたが、この日は変化球などの制球も良くなかった。

3回に森下翔太選手に三塁線を破る二塁打で先制点を許し、4回までに70球を投げ、3安打1失点で降板した。試合後に村上投手は「腕が張ってしまい握力がなくなった。思った所に投げられなかった。チームに迷惑をかける前に監督に降りますと伝え、監督の判断で交代した」と話した。

その後も肘の状態や試合前の様子、そしてこれからの登板について聞かれたものの、歯切れは良くなく、痛みなどについてもはっきりをは話さなかった。次の登板についても「まだ分からない」と話し、病院に行く予定もないという。

試合に登板するという事は、投げられる状態だったとは思うが、東洋大は新型コロナウイルスの対策が厳しく、野球部も、東都のチームの中でもオープン戦や練習試合が少なかったのではないかと思う。

村上投手はその間に「フォームの見直しをしたりしていた」と話したが、それがうまくいかなかったのか、それとも昨年は70イニングを投げるなど秋も含めて登板が多く、そのあたりで影響が残っているのか。プロ志望届を出しているという事で、上を目指す意思は見せている。いずれにしても次に登板をするか、どのような投球をみせるのか注目をされる。

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村上は「(2季ぶりのリーグ戦で)試合できるのを楽しみにしていたが腕が張ってしまい握力がなくなった。チームに迷惑をかける前に降りることにした」と説明。明日については「まだわからない」と明言を避けた。

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