デイリースポーツは、1面、そして2面まで、近大の佐藤輝明投手の独占インタビューの内容で埋めている。アマチュアの選手はもちろん、プロの選手でも、1,2面を独占する事はほとんどなく、特別な扱いとなっている。
高校時代は無名、177cm65kgの選手が
巨人、阪神のドラフト1位指名が有力な近大・佐藤輝明投手は、小学生の時にタイガースジュニアでプレーしていたが、中学時代には特に注目された選手ではなく、高校入学時は177cm65kgと細い選手だった。小学校時代に右ひじをケガし、サッカーをしている事が多く、「高校も野球部に入るか、サッカー部に入るか迷って。今までやってきたから野球かなというので野球部に入りました」と話す。
野球部に所属していたが、空いている時間があればサッカー部員とサッカーをしていたといい、甲子園についても「目指していると建前では言っていましたが、正直そんなに興味はなかったです。」と話す。
しかし、高校2年の秋くらいに、「野球をやるならプロというものを目指さないといけないかな」と思い立ち、ウェートトレーニングを始めると一気に筋力がついて、高校通算は20本塁打となった。
そして人生が変わる。近大の田中秀昌監督が、たまたま見た試合で佐藤選手の打撃を見て、「少し見ただけですごい選手だと分かりました」と目を留めた。そして近大に誘うと、練習でもグラウンドの外に飛び出すホームランを連発し、1年生から驚異的な打撃を見せ、現在に至る。
巨人が外野手のパワーヒッターを1位指名すると公表し、佐藤選手の1位指名が予想される。また地元・阪神も、福留、糸井選手のベテランに変わる選手として佐藤選手をずっとマークしており、1位指名が最有力とみられる。佐藤選手は希望球団について「どこでもいいです」と話す。
佐藤選手はサードも守れ、足や守備にも定評がある。スラッガーを求める球団は多く、ドラフト会議では巨人、阪神の他に2~4球団が1位指名をしてくる可能性もある。



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