東京六大学では慶応大がこの秋初登場し、ドラフト1位候補の木澤尚文投手が東大を6かい無失点に抑えた。
151キロ
この日は雨が降り続き、ぬかるんだマウンドでの投球だったが、最速151キロの強いストレートを中心に、139キロくらいの鋭く沈む球とのコンビネーションで、6回を5安打7奪三振無失点に抑えた。
調子は良くないという中で5安打を許し、3つの四球を与えてランナーを背負う場面も多かったが、「エースの立場があって、いいボールを投げるのではなく悪いなりに抑えることを考えた。初戦、東大戦という難しさの中、最低限の投球ができた」と話した。
この日は7球団のスカウトが視察をしたが、巨人の脇谷スカウトは「この雨の中、多少荒れていたが、要所、要所を抑えるのはさすが」と評価すると、広島・苑田スカウト統括部長は「昨秋の切れも知っているし、抑えだけでなく先発でもいける。早川と栗林が1位で競合するとしたら、木沢でというところも出てくると思う」と話し、単独1位指名をしてくる球団が出るかもしれないと予想をした。
本調子ではなかったものの、木澤投手らしい投球ができていた。ドラフト1位の12人の中に入ってくる投手で、即戦力右腕として先発・リリーフで投げることができそうだ。
7球団が視察し、広島・苑田スカウト統括部長は「昨秋の切れも知っているし、抑えだけでなく先発でもいける。早川(早大)と栗林(トヨタ自動車)が1位で競合するとしたら『木沢で』というところも出てくると思う」と高評価。
「内容的に満足いかないけど、ゼロに抑えられた」。要所を締めて6回を無失点。初回にこの日最速の151キロを計測しながら、2回以降は変化球主体に切り替えた。スプリットを多投して7三振を奪い「春(春季リーグ)の反省を元に、2カ月でレベルアップできたと思う」と言った。
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