新型コロナウイルスの影響も?ドラフト上位指名選手が指名回避のドラフトに

2020年ドラフトニュース

ドラフト会議まであと1か月となったが、ドラフト会議で上位指名されてもおかしくなかった選手が指名を回避となりそうで、少し残念な年となった。

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ドラフトの超目玉クラスが指名回避

今年のドラフト候補全体を見ても、トップランクに位置するのが中京大中京の高橋宏斗投手だろう。154キロのストレートの球威は満点で、変化球の多彩さも際立ち、ドラフト1位指名で重複する投手だった。しかし、元々はプロ入りも考えていたものの、進学の方に傾き、大学受験準備中で進学の可能性が高くなった。

これだけのドラフトの目玉がプロ志望届を出さずに進学をするのは、昨年ならば習志野の飯塚脩人投手がいるが、インパクトとしては斎藤佑樹投手が回避をした時くらいのものがある。

また大学生でも春先はNO.1と評価され、順調に来ていれば今頃は大いに注目されていたとみられる東海大・山崎伊織投手も、右ひじの手術のために、今年のドラフト会議での指名を回避する。高校NO.1投手、大学NO.1投手のいないドラフト会議となる。

他にも、注目されていた選手が回避をする。作新学院の横山陽樹選手は、捕手、遊撃手、外野手として評価され、昨年はU18代表入りをしている。今夏も木製バットでヒットを量産しており、志望届を提出すれば、上位での指名の可能性もあったと思う。

木更津総合の篠木健太郎投手も、高校生投手の中では中森投手と並び評価していた選手で、150キロの伸びのある球と、スライダーなどを含めた総合力の高さは、今夏に千葉を制した事で証明した。志望届を出していたら2位までには指名されただろう。

他にも常総学院の一條力真投手は188cmから148キロの速球を投げ、菊地竜雅投手も152キロの速球を投げた。3年間で甲子園へ出場ができず、大きなアピールができていなかったこともあるが、早い時点で進学を決めていた。

今年は新型コロナウイルスの影響により、春、夏の大会が中止となり、高橋投手や一條投手、菊地投手などはその影響があったかもしれない。篠木投手や横山選手などは、比較的進学する選手の多い高校で当初から進学が予想されていたこともあるが、篠木投手については、高校から行ってもいいと五島監督も口にしており、プロ志望があったかもしれない。

それでも関係者の努力もあり、高校では各都道府県で夏の代替え大会が開催され、大学も秋季リーグ戦、社会人も都市対抗予選が行われている。ギリギリではあるが、ドラフト候補選手の評価も進んでおり、ほとんど例年通りの陣容となったように思われる。

ただし、影響は来年の候補に見られるかもしれない。高校では、夏の大会は3年生だけで戦ったチームも多く、毎年この時期は、今年の選手の評価もだいたい固まっている中で、来年の候補の視察に足を運んでいる時期だが、上武大の佐藤蓮投手や東京六大学の投手など、長いブランクの中で急に成長をする選手が出てきたりと、まだ今年の候補のランク付けや、候補探しなども行われていた。

しかしそれも、問題なく大会が開催されて行けば、秋季高校野球や大学リーグ戦、都市対抗予選でチェックし、来年春の各カテゴリの大会では後れを取り戻すことができそうだ。「問題なく大会が開催されていけば」の話だが。

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