中央大のドラフト上位候補コンビ、牧秀悟選手と五十幡亮汰選手が、ドラフト会議前の最後の試合を終えた。この日は4球団のスカウトが視察した。
ワクワクが増してきている
この日、牧秀悟選手は初回、2アウト3塁の場面で打席に立つと、146キロのインコースの球を逆方向のライトへあざやかに運んだ。4回には四球で出塁すると、内山選手のヒットで三塁に進み、犠牲フライでホームを踏む。そして6回には盗塁を決めるなど足を見せ、8回にはこの日2本目のレフト前のヒットをうった。
試合に敗れ、主将としては満足はしていないと思うが、「追い込まれていたが、しっかり捉えてヒットにできた。自分の強みである勝負強さを発揮することができました」と話した。
開幕時は70%くらいと話していたが、徐々に当たりが戻り、現時点で打率.429でリーグ2位となっている。ドラフト会議に向け、巨人・坂本勇人選手、広島・鈴木誠也選手の名前を挙げ、「率が残せて、ホームランも打てる。日本を代表する右打者になりたいです」と話した。
また、五十幡亮汰選手はこの日はノーヒットに終わった。しかし、ドラフト会議に向けて「プロは小さいころからの夢。近づくにつれ、ワクワクが増してきている」と話す。
目標には、レッズの秋山翔吾選手、ヤクルトの青木選手を挙げ、「走攻守そろった秋山選手、青木選手が理想。代打ではなくフル出場して活躍できるプロ野球選手になりたいです」と話した。
この日は4球団のスカウトが視察に訪れ、千葉ロッテの中川スカウトは牧選手について「右も左もヒットゾーンに持っていけるバッター」と評価した。
ドラフト会議まで2週間、中大コンビがいよいよプロへの扉を開く。



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