早稲田大の早川隆久投手が立教大戦で登板し、9回3安打12奪三振で完封勝利を挙げた。これでこの秋は4勝0敗、防御率は0.25、奪三振率は14.64と驚異的な数字の投球を見せている。
和田以上
小宮山監督は試合後のインタビューで、「10年に1人の野手がどうこうと言ってますけど、早川は和田と比較されてるんでね。20年に1人のサウスポーですから。和田と比べて球が速い分、こっちの方が価値があるかなという気はしてます」と話した。
和田毅投手は早稲田大で4年間で通算476奪三振を記録、プロでも日米通算で130勝を挙げる大エース。小宮山監督のコメントを聞いた早川投手は「すごく光栄ですけど、まだまだ自分は足元にも及ばない。和田さんを追い越した、と言ってもらえるようなピッチャーにならないと」と話した。
11球団27人のスカウト視察
この日は慶応大vs法政大の試合もあり、木澤尚文投手、鈴木昭汰投手の登板もあったため、11球団27人のスカウトが球場に姿を見せた。
ドラフト1位指名を公表している千葉ロッテはスカウト全員で視察し縁を繋ぐ。榎康弘チーフスカウトは「改めてポテンシャルの高さを感じた。評価はさらに上がったのでは」と話した。
また、広島の苑田スカウト統括部長は「調子は良くなさそうでも球持ちが良く、ボールを巧く操っている」と評価した。
DeNAの吉田球団代表補佐も「早川は軸となるボールがしっかりしている。コントロールがいいので安定感がある。まだまだ伸びる。上で2桁を期待するよ」と話し、「木沢、鈴木も良いボールを投げていた。あと2日間、しっかり考える。」と話した。
ドラフト会議を2日後に控え、早川投手は「ドキドキ。でも、明日も勝ちきってドラフトに向かいたい」と話し、今日の試合で勝利してドラフト会議に臨む。
1位指名するロッテはスカウト全員で視察。榎康弘チーフスカウトは「改めてポテンシャルの高さを感じた。評価はさらに上がったのでは」と言った。
▼DeNA・吉田孝司顧問兼球団代表補佐 早川は軸となるボールがしっかりしている。(慶大の)木沢、(法大の)鈴木も良いボールを投げていた。(ドラフト当日まで)あと2日間、しっかり考える。
26日のドラフト会議では、最有力候補とするヤクルトなど最多で8球団が1位指名で競合する可能性がある。この日は公言済みのロッテをはじめ、中京大中京高の高橋と“相思相愛”とみられている中日など、最後の判断材料を求めて7球団のスカウトが集結。25日に最終の会議を開く広島の苑田スカウト統括部長は「調子は良くなさそうでも球持ちが良く、ボールを巧く操っている」。DeNA・吉田代表補佐は「上(プロ)で2桁(勝利)を期待するよ」と高く評価した。
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