県岐阜商で高校通算41本塁打を放ちプロも注目した佐々木泰選手が、青山学院大で東都リーグにデビューし、その日に値千金の勝ち越しホームランを放った。
リーグ記録に挑戦
佐々木泰選手は昨年のドラフト戦線で高校注目のスラッガーとして、夏に行われた甲子園交流試合でもホームランを放つなど注目されていた。しかし、新型コロナの影響でセンバツや春の大会が中止となり、夏の岐阜大会でも思うような結果を残せなかったことで進学を決意し、青山学院大に入学した。
1部に昇格したばかりの青学大、リーグ戦で青学大はすでに2試合をしているが、3月中は1年生は出場することができず、この日の第2週が佐々木選手のデビューとなった。5番サードで出場をすると、4回の打席ではヒットでチャンスを広げ、逆転の2点タイムリーへと繋いでいる。
そして2-2の同点で迎えた8回、2アウト2塁で打席に入った佐々木選手は、スライダーをレフトスタンドへ運んだ。勝ち越し2ランホームランでチームに勝利をもたらす決勝弾となった。「感触はよかった。自分のスイングができました」と話す。
自信の開幕戦からのホームランで目標は高く見据える。「大学の先輩、井口さんの大学通算本塁打24本を塗り替えること」と話す。そして「まだ完璧に自信がついたわけではないが、これからもいい投手を打っていきたい」と良い投手と対戦して磨かれ、4年後にはドラフト1位クラスのスラッガーになっているかもしれない。
東都の星、華々しい最高のデビューだったが、後の大記録の、一歩目に過ぎないのかもしれない。
目標はでっかく掲げた。「大学の先輩、井口さん(資仁、現ロッテ監督)の大学通算本塁打24本を塗り替えること」。初出場、初スタメンで記念すべき1号を放ち、「まだ、完璧に自信がついたわけではない。これから、もっといい投手が出てくる。そういう投手からも打てるように。まずはチームの勝利に貢献したい」と引き締めた。
昨夏の甲子園交流試合の明豊(大分)戦で左中間に打った高校通算41号に続き、甲子園から神宮へ舞台を代えて公式戦2試合連発。「大学に入って立てた目標が、井口さん(ロッテ監督)のリーグ記録の24本の塗り替え。まだ完璧に自信がついたわけではないが、これからもいい投手を打っていきたい」と偉大な先輩を超えるべく華々しいスタートを切った。
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