日大で最速152キロの速球を投げる赤星優志投手が、専修大との優勝を争う試合で先発し、完封勝利を挙げた。今季3勝目。
150キロ連発
勝てば優勝に王手をかける試合、赤星優志投手は初回から150キロ台を連発すると、ツーシーム、カットボールの他に、110キロ台のカーブも織り交ぜる変幻自在の投球を見せる。「初回から1点もやれないという気持ちで入れたのが良かった。変化球を低めに集めて、ゴロを打たせることができた」と、安定した入りを見せた。
そして8回にこの日最速の152キロを記録した。冬にスタミナをつけるために走り込みと、週に数日は200球の投げ込みを行い、肩のスタミナもつけてきた。「力感がなくても、強いボールがいくようになりました」と話す。
試合は8回まで0-0の投手戦となった。専修大の3年生エース・菊地吏玖投手との投手戦となった。しかし、9回に2年生の小濃塁選手がソロホームランを放ち、赤星投手の好投に答えた。その裏も抑えて、9回5安打6奪三振で完封、2部優勝に王手をかける素晴らしい投球だった。
6球団10人スカウト視察
スカウトの評価は次の通り。
○千葉ロッテ・榎康弘チーフスカウト:「スピードも出ていたし。力感がなく打者のタイミングも外せる。制球力もあり変化球も低めに集められる。トータル的にバランスがいいですね」
○東京ヤクルト・橿渕聡スカウトグループデスク:「右打者の内角を直球とツーシームで突くことができ、外角にはカットボールを投げ、横にゆさぶる投球ができていた。強さと器用さを兼ね備えた投手。威力ある直球とツーシームで攻める投球ができるという点で大学時代の山崎康晃がタイプ的に似ている。初めて見たが、常にこの投球ならば凄い投手」
やや小柄だが芯のある身体で、強い球を投げる。変化球も操ることができる点で、山崎康晃投手ににている。今季はこれで3勝目だが、試合によってまだばらつきもあるが、この日の投球はスカウトに大きく印象を残した。
優勝を決め、1部2部入れ替え戦、そして秋に1部リーグで投げて好投をすれば、ドラフト上位に駆け上がっていくことができる可能性がある。日大鶴が丘高校時に144キロの速球を投げ、ドラフト候補として注目された。「当時は無理だと思っていたが、今は自信をもってプロ志望と言える」と、自信を持ってプロ志望を宣言した。
6球団スカウトが視察。ヤクルトの橿渕聡スカウトグループデスクは「右打者の内角を直球とツーシームで突くことができ、外角にはカットボールを投げ、横にゆさぶる投球ができていた。強さと器用さを兼ね備えた投手。威力ある直球とツーシームで攻める投球ができるという点で大学時代の山崎康晃(DeNA)がタイプ的に似ている。初めて見たが、常にこの投球ならば凄い投手」と高評価を与えた。
スタンドでは6球団10人のスカウトが見守った。ロッテの榎康弘チーフスカウトは「スピードも出ていたし。力感がなく打者のタイミングも外せる。制球力もあり変化球も低めに集められる。トータル的にバランスがいいですね」と高評価した。
高校時代も最速144キロでドラフトで注目されたが「当時は無理だと思っていたが、今は自信をもってプロ志望と言える」と胸を張る。


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