大学生の右の大砲候補レース

大学野球ドラフトニュース 2021年ドラフトニュース

大学野球選手権はベスト4が出揃い、明日、準決勝が行われる。大会に出場した選手、出場しなかった選手も含めて、プロ球団が獲得を目指す右の大砲候補を挙げてみる。

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右の大砲

広島カープが5月26日に行ったスカウト会議で、長距離砲の獲得を目指しているものの、候補があまり挙がらなかったため、松田オーナーから「もう一度チェックし直すように」と指示が出たという。

特にホームランで決着がつく最近のプロ野球において、長打力を持つ選手を打線に並べる事は不可欠で、各球団とも長距離砲を追っている。その中でも右の大砲候補の獲得を臨む声が多く聞かれる。

今年のドラフト候補で大学生に絞ると、右の大砲候補は次の選手の名前が挙げられる。

正木智也(慶応大)内野手
池田来翔(国士舘大)内野手
ブライト健太(上武大)外野手
鵜飼航丞(駒澤大)外野手
福元悠真(大阪商業大)外野手
山本ダンテ武蔵(國學院大)外野手
古賀悠斗(中央大)捕手
岩本久重(早稲田大)捕手
福永奨(国学院大)捕手
久保田拓真(関西大)捕手

この内、大学野球選手権に出場している中で、慶応大の正木選手は関西学院大戦で内野ゴロと四球で打点を挙げているものの、和歌山大戦で3打数ノーヒット、関西学院大戦で2打数ノーヒットと当たりは出ていない。大商大の福元選手も2試合8打数ノーヒットと結果を出せずに大会から去っている。

山本選手は富士大戦でホームランを放ち、力を見せたものの、社会人に進む可能性が高く、スカウトの評価コメントも出ていない。その中で、ブライト選手が2試合でホームランを放った。しかも、好投手・隅田知一郎投手からのホームラン、そして2本とも貴重な当たりで、飛距離も出ていた。もともと、50m5.8秒の足と遠投100mの素質もあり、プロでも色々と活かす可能性のある選手ということで、高く評価される事になりそうだ。

大学野球選手権に出場できなかった選手では、駒大の鵜飼選手が長打力を見せている。今春は打率.227だが、3本塁打に打点10を挙げており、特にホームランを打てる懐の深さとスイングの強さがある。ただし守備ではレフトかDHという所になる。

国士舘大の池田選手は東都2部で今春は1本塁打、打率.333、2打点とホームランと打点は少なかったが、下級生の頃から見せていたスイングの強さは定評があり、セカンドを守れるという所も価値がある。

捕手については、古賀選手が春に3本塁打、打率.341と結果を残したものの、プロでホームランバッターになるかというとそういうタイプでもなさそうで、一発の怖さもある捕手という感じだろうが、打率も含めてまだ成長する余地がある。

関西大の久保田選手はこれまでリーグ0本塁打だったのが、今春にいきなり3本塁打で15打点と打撃が開眼し、プロのスカウトも長打の打てる捕手と評価する。

大学野球選手権は準決勝、決勝が残っており、ブライト選手、正木選手の二人が残る。そして秋にはこれらの選手がいよいよプロ入りを控え、更に成長した姿を見せてくれると思う。他にも急成長をしたスラッガーが出てくるかもしれない。

秋までに大学生の右の大砲レースがどのように進んでいくのか、目の離せない状況が続きそうだ。

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大学野球選手権の注目選手を、スポーツ紙が紹介している。スポーツ報知には今大会の注目選手一覧が掲載されている。
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