神奈川大の梶原昂希選手がこの日、4安打の大活躍を見せた。「プロ一本」を明言するアスリート外野手が、6球団のスカウトに猛アピールだ。
4安打
梶原昂希選手はこの日、第1打席は鋭いあたりのライト前ヒット、第2打席はサードゴロのあたりだったが、50m5.8秒の俊足で一塁セーフとなった。第3打席が三振で迎えた第4打席、左中間へのあたりを見せると、また俊足を飛ばして一気に三塁へ進んだ。
第4打席も左中間フェンスへ二塁打で5打数4安打1打点、1盗塁も決めた。188cmの身体ながら抜群の俊足を持ち、確実性もありながら打球の勢いもある。これぞ梶原選手というものを見せた。試合後には「自分をストイックにするためにもプロ1本で目指していこうという覚悟」と話し、プロ志望を明言した。
それでも試合後には首をかしげた。第4打席、第5打席のあたりについて、「最低限はできた。左中間に行った打球がスタンドに行かなかったので、あれが」と話す。元西武の岸川監督も同じ不満を漏らし、「4安打したけど不満足。梶原には、放り込んでほしかった。プロ一本で行こうとする選手だからこそ」と話した。
この日は埼玉西武、千葉ロッテ、北海道日本ハムなど6球団が視察をしたが、
日本ハム・坂本スカウト:「走攻守すべてのバランスがいい。素材のよさ、能力の高さに、どの球団も注目していると思う。結果が求められるシーズンで幸先よく4安打を放ったのはすごくアピールになったでしょう」
と評価している。
リーグ通算100安打まであと10安打となったが、「自分の持ち味は広角に打てる長打。シーズン8本塁打を目指してアピールしたい」と話した。昨年、桐蔭横浜大の渡部健人選手が、最後の秋のリーグ戦で8本塁打を放ち、一気に評価が上がって埼玉西武がドラフト1位で指名をした。梶原選手も「秋に活躍すれば、あれだけ指名順位が上がるんだという前例を見ることができた。ホームランが一番印象に残ると思うので、監督さんを超えるシーズン9発を打ちたいです」と話した。
社会人からも誘いがあったもののすべてを断り、プロ入り一本に絞るが、ドラフト1位でのプロ入りを目指す。
希望進路はプロ1本。社会人チームからの誘いはすべて断り、退路を断った。視察した日本ハム・坂本スカウトは「走攻守すべてのバランスがいい。素材のよさ、能力の高さに、どの球団も注目していると思う。結果が求められるシーズンで幸先よく4安打を放ったのはすごくアピールになったでしょう」と評価した。


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